さざなみ
ときより
ロングの画を挟み込む
絵画みたいな
「いいロングショット」のある映画は「いい映画」だ
いいロング
いいアングル
いいショット
いいロングテイク（長回し）
水路の船上
ロフトでスライド
ピアノ
たくさんイイ画があった
氷河の中から
そのままの姿で
50年前のフィアンセが発見されたとなれば
男なら誰でも動揺するよ
突然
亡霊が現れたわけだからね
しかも
彼女のお腹の中には
子供が宿っていたのだね
それを
暗いロフトで発見したスライドを
子供のいない夫婦の妻なら
どんな気持ちで眺めるだろう
そして
夫は止めていた煙草を
再び吸い出すね
現在を失い
過去に戻っているね
それにしても
老夫婦の日常って
なんでもないね
ヒドイね
スゴイね
犬と散歩して
読書して
ちょっとテレビ観て
用がある時だけ外出する
ただ時が経つだけで
現在（いま）ということに
価値がないようにさえ感じる
だから
亡霊が蘇ったことは
非常に大きな事件なのだね
いちばん驚いたのは
この老夫婦のベッドシーンというか
セックスだね
衝撃だったよ
しかも
夫は目を閉じて腰を動かしているね
そして
目を開いて果てるね
過去から現在に戻った瞬間だね
昔の彼女を想って
腰を動かしていたんだね
それにしても
シャーロットランプリング
なぜ
これでオスカー獲れなかったのか？
素晴らしい演技を披露している
オスカー獲った＜ルーム＞の女優よりも良いし
今までの功績を考慮すれば
粋な計らいをして欲しかったね
演技は「目」に尽きるね
物語や感情を語るからね
ラストの彼女の目の奥に
生涯変え難い想いを感じるよね
：：：
> ベベさん
なるほど、もし、そういうことであれば、彼女は女優としての務めを果たしたというだけなのに、理不尽ですね、、、どこの国も正当な評価ではなく、感情や思惑、状況や大人の事情によって誤った評価をすることもありますね、、、
なるほど、もし、そういうことであれば、彼女は女優としての務めを果たしたというだけなのに、理不尽ですね、、、どこの国も正当な評価ではなく、感情や思惑、状況や大人の事情によって誤った評価をすることもありますね、、、
私的には（ユダヤ人がハリウッドを牛耳ってるので）ランプリングが「愛の嵐」でナチ将校の愛人を演じたのが原因だと思っています
ただ最近のアメリカ映画では差別傾向に対する批判が強くなっているので、ランプリングがこれだけ評価されていたらさすがに無視できなかったのでしょう（たぶん）
トラバ～♪