たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

映画感想/赤線地帯

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<赤線地帯>鑑賞後のメモ書き

*助監督、増村保造
*お化けの出てきそうなおどろおどろしい曲、黛敏郎
*撮影、宮川一夫
*ほとんどフルショット
*息子が母に絶縁を言い渡すシーンでクローズアップ、いいところで寄る、その後のロングショットいい
*女が強いばかりでなく弱さも描く
*独立したエピソードのひとつひとつの積み重ね、物語を補完するだけのようなシーンは一切ない
*「貧乏大嫌い」若尾文子
*店の主人「政治の行わない所を補っているんだ」「政府に代わって社会事業をしてるんだ」
  「オマエらの味方はオレたち以外にあるか!」
*ニコニコ堂

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溝口健二の遺作
原作は<洲崎の女>だが、映画の舞台は吉原

意味のない、説明のための、つなぎ的なシーンはまったくなく
1シーン、1カットをしっかりと撮られている

遊びや意味のないことを面白がられ評価されるような監督とは相反する
きちんと、ちゃんと撮れるのが優れた本物の監督

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若尾文子は今ならフカキョンかも、、、
フカキョンがブリっ子卒業して、本気で演技を始めたら
若尾文子になれるかもしれない