その時たまたまボクが家に戻っていた平日の午後
鳴った電話に妻が一旦は出たが
妻はボクに受話器を渡した
電話口の向こうから
「○○区役所の保健課です」と名乗る男は
例の皆同じ口調の
営業アポイントメント的な話し方で
いかにも胡散食い
「数週間前に郵送いたしました茶封筒はご覧になりましたか?」
ボク「知らんね、記憶にもないね」
「あ、そうですか」
その時ボクは受話器を口から離して
妻に「こいつ目茶苦茶怪しいぞ」と
わざと電話の相手にも聴こえるように声をかけた
ボク「で、どんな内容の手紙だったのそれ」
次の瞬間あわてて電話は切られた
やっぱりなぁ、と思うと同時に
たまたま家にいて良かった
妻だったらどうなっていたかと安心した
で、さらに思った
いよいよオレも60を超えて
詐欺グループの「爺リスト」に乗ったかなぁ、、、