小津はサイレント期のものを含め現在見ることのできる全作品を観ているが、全てを再映画化する意味があるのだろうか疑問だ、、、当時のロケーションを再現しようとセットを組んだところで例によってショボイものしか出来ないだろうからガッカリするのが関の山なような気がする、、、
就職難が現代とマッチする<大学は出たけれど>あたりは時代設定を現代に置き代えれば面白いかも知れない、カフェの女は今ならキャバ嬢か風俗嬢か、、、
義理人情ものはもはや今の時代にどうだろうか?、寅さんの時代までのような気がする、、、ま、ハートウォーミングなタッチで描いてみせてほしい、、、
<その夜の妻>や<非常線の女>はオリジナルを踏襲してフィルムノワール風に、、、
傑作<東京の女><出来ごころ><東京の宿><淑女と髭>は誰がどのように料理するのか、、、
そして小津本人もセルフリメイクしている<浮草物語>これを再映画化しても、仮に現代の設定にしたとしても、結果恥をかくだけではないだろうか、、、