クール!とか、ファンタスティック!とか、グレート!とか、そういう言葉の使い処は知らないけど、とにかくカッコいい!、、、たとえば<田舎の日曜日>や<素晴らしき放浪者>が写実派の名画のようにたとえるなら、これはモダンビジュアルアートと呼べるだろう、、、アーティスティックなものが好きな人にはたまらない、前作でアニメの新しい姿、クリエイティビリティ豊かなセンスに驚愕したが、これは更にクオリティがUPしている、、、ただね、前作は日本であまりヒットしなかったね(興収9億ほど)、日本人には向かないのかね、だいたいアニメにアーティスティックは求めてないんだろうし興味もないんだろうね、ストーリー重視だからね日本人は、ビジュアル化された小説、動く紙芝居でしかないのかね日本人にとって映画は、、、
実写とアニメ、実写とCGは今までもあったが、3次元のCGアニメと2次元のアナログなアニメを同フレーム内で混在させ融合させたのは初めてだと思う、、、挑戦的で刺激的でアイデアの良さとセンスに溢れているのでアニメにしては長尺ながら、ずっと見ていたい浸っていたい感覚に陥る、、、アニメにしては尺が長いのだ、ボクにとってはこの長さは有意義で幸福なもので長さを感じなかったが、そういう感性でない人には長く感じるかもしれない、、、
今年のオスカー作品よりも早くにマルチバースを先取りしていて、面白さもクオリティもあの馬鹿らしいオスカー作品より上の上の上の上出来だから、これは3部作らしいがシリーズ3作全てで長編アニメーション賞を獲りそうな予感がする、、、本当は長編アニメ賞ではなく、あのアホらしい作品賞映画より作品賞こそを受賞するに値する作品だと思うのだが、、、
NYの街並のシルエットを上下左右に配置するショットが美しすぎたが、ほとんどのカットをプリントアウトして部屋の壁と天井全面に貼りまくりたい衝動に駆られるほどのとてもとてもセンスの良いカットの数々、、、
名作と呼ぶには時間が決めることだが、今の時点で傑作と断言できる一本、、、
5点