たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

映画感想/こちらあみ子

こちらあみ子 | あらすじ・内容・スタッフ・キャスト・作品情報 - 映画ナタリー

 

あらすじ

少し変わった子であるあみ子は、お父さん、お兄ちゃん、書道教室の先生でお腹に赤ちゃんのいるお母さんと共に暮らしている。お気に入りは同級生ののり君。しかし、純粋無垢で奔放なあみ子の行動は、いつしか周りの人々に影響を与え、彼女の住む世界を変えていってしまう。(Wikiより転載)

 

数年前、中学時代の友人に久しぶりに会った時言われた「中学時代、オマエのこと発達障害だと思っていた」と、ボク、そう思われていたんだ、、、ちょっとショック、でもちょっと嬉しい、ちょっと嬉しがるところがきっと発達障害の所以なのかもしれないが、だって発達障害にはユニークな人が多いし天才も多いからだ、、、黒柳徹子黒澤明長嶋茂雄も、坂本龍馬織田信長ダヴィンチ、エジソンアインシュタインモーツァルト、スティージョブズ、イーロンマスク、トムクルーズ、そして、イチロー、米津玄師、さかなクンジミー大西も、みんな発達障害と言われている、、、ま、発達障害にも色々種類があるようだが、大雑把に言うと落ち着きがなかったり、突拍子もないことしだしたり、へんな発想(独創的)で周りを困惑させたり、気持ちと同時にすぐに行動に移してしまうなんてことも、、、作中「発達障害」という言葉は全く出てこないが、この映画の主人公あみ子は明らかに発達障害だ、、、ちょっと変わっている、普通でないことってユニークで面白いけど、意図せず他人を傷つけることもある、だから周囲の人は普通でない人を遠ざけようとする、しかし家族は離れるわけにはいかない、はず、だが、、、発達障害であろうがなかろうが、人は幾つもの後悔の上で生きているはず、、、

 

本編途中で<フランケンシュタインの花嫁>の1シーンが流れる、唐突に脈略のないカットを挟んだということは監督の何らかの意図があるということ、これは明らかに<ミツバチのささやき>を意識している(<ミツバチのささやき>では<フランケンシュタイ>1の方だが)、、、<ミツバチのささやき>の幼女の無垢さと重ねて主人公を同一のようにみなそうとする監督の意図、また<禁じられた遊び>を意識したシーンもある、実はこの2本の名作の幼児の純粋さと本作の少女の純粋さは違うもの(子供の無垢と発達障害の無垢さは違うと思うのだ、というか、そういう括り方はズルイ、「そういうまとめ方しないでくださ~い」by.あのちゃん)なのだが監督はそう捉えて、無垢の象徴としてそうしたのかも知れないが、やはりやり方がズルイ、、、(W)

 

タイトルにもなっている象徴としてのトランシーバー、主人公が一生懸命「こちらあみ子」と発するのだが、おもちゃのトランシーバーで相手もなければ何も誰にも伝わらないし、返事も返って来るはずもない、、、ところが一瞬奇跡が起こる、あみ子の呼びかけにお兄ちゃんが突然現れる、とてもいいシーンだ、、、昨年公開作品(邦画)の中では観るべき10本のうちに入ると思う、、、

 

3.5

こちらあみ子:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画

「こちらあみ子」 [画像・動画ギャラリー 15/30] - 映画ナタリー

こちらあみ子・画像・写真 - ぴあ映画

こちらあみ子・画像・写真 - ぴあ映画

こちらあみ子のフォトギャラリー画像(9/18)|MOVIE WALKER PRESS 映画