たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

映画感想/食は映画なり/ちひろさん

映画「ちひろさん」予告編(出演:有村架純 ) - YouTube

 

もはや「今泉映画」としてひとつのブランドさえ確立した人気監督の<ちひろさん>を観た、、、元風俗嬢の主人公は今はお弁当屋さんで働いているが、元風俗嬢であることを隠しもしない、いつもながらの今泉映画の独特の空気感と主人公の誰をもスッと受け入れるキャラで、次々と登場する人々とのエピソードを重ねていく、、、その中で主人公のバックボーンが明らかになってゆく、どうやら主人公は母親からネグレクトを受けていた、もしくは非常に希薄な関係であった、そんな幼少期に知り合った風俗嬢らしき「ちひろさん」とのエピソード、のちに自らが風俗嬢になった時に名乗るのが「ちひろ」という源氏名、そして自らも弱い人、親と希薄な関係な子供たちと触れ合う、心の救済の連鎖、、、べつに主人公をマリア様に例えるつもりはないが、自分にはとても「宗教的」な作風に感じた、それは導きであり救いであり、デシーカの<靴みがき>や特に<ミラノの奇蹟>にも似たイメージ、、、主人公の死体(死骸)を埋めるといった行為そのものもそういったイメージに重なるし、またラストの牛も同様、、、

 

とにかく食事シーンが多い、主人公が弁当屋で働いていることもあるが、ほかにも食堂のラーメン、手作りのおにぎりや焼きそば、たこ焼き、、、主人公はよく知っている、独りぼっちでも貧しくても腹を減らしてはダメだと家族の愛に飢えても本当に飢えてはいけないと、、、食べていれば元気になれる、元気さえあれば何でもできる、、、そ!あのアントニオ猪木の言葉、みなさん元気ですかぁ~元気があれば何でもできる!、、、だからね、食べるんだよ、何が無くても食べることだけはしなくてはいけないよ、、、

 

で、ナニ、この映画?、、、って、思う人が圧倒的に多いと思うだろうこの映画だけど、ボクには時間が経つにつれますます愛しさを感じずにはいられない、、、

 

3.5点(週に一回はお弁当屋さんで済ませている人は観るべき一本)

有村架純×今泉力哉監督『ちひろさん』特別映像 - YouTube

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