スピルバーグが認められて
この世に出るきっかけになった自主製作映画<Amblin>
テレシネされたような荒れた画像で観たので
オリジナルの色調や質感は掴み切れないのが残念だったが、
Amblin=アンブリンといえば
スピルバーグの作った会社で
E.T.の絵をモチーフにロゴになっているから
映画ファンなら誰でも知っているはず
「初心忘れべからず」
そういう言葉が米国にあるのかは知らないが
そんな意味も込めて自社の社名にしたんだね、、、
物語はあってないようなもの
タイトルの「Amblin」は「ふらっと行こう」みたいな感じか?
ヒッチハイクをする青年と同じようにヒッチハイクをする女性との出会いと目的があるようでないふらっとしたロードムービー
バックボーンも目指す場所も提示せず
それどころかセリフは一切ない無声映画だが
最初から最後までバックで音楽が流れ続ける
画と音楽だけで見せるまさにモーションピクチャー!
画でも分るように
逆光を多用している
逆光の意味を知っている
だから美しく撮れる
ところどころにセンスの良さを感じる
プロっぽいというかアマチュアにしてはコ慣れたショットと編集
つくづく思うのは
予算がなくてもロケーションが良いと
そこそこのモノが撮れてしまうんだなぁということ
ロケーションが映画にとって命であることを
スピ少年はよく知っているのだね、、、