たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

映画感想/THE BATMAN

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この映画、日本での公開日は3月11日だった、、、配給側、興行側にまったくの気遣いのない、当然本編観てのこの日を敢えて公開日にしたのだから確信犯だと言わざるを得ない、、、本編の終盤津波の光景を思わせるシーンになる、映画の中で水に沈む都市の描写は3.11以降ときどき目にするが、それを3.11に合わせて公開したのはこれが初めてと思う、、、配慮というか、心がない、、、

 

ダークナイト>以降もっとも優れたバットマン映画という振れ込みに大きな違和感は感じないが(ボクはティムの第一作目とノーランの三作が好き)、少々尺が長いようにボクには感じた、、、

 

そもそもバットマンが初めて映像化されたのは米国のテレビドラマ、、、ダダダダダッダダッダバットマ~ン♪、、、原作漫画では主人公のバックボーンが紹介されているようだが初めて映像化されたそれでは暗いイメージのない勧善懲悪な正義のヒーローが大活躍するものだった、、、ところが映画でのバットマンはダークな世界観、それはティムバートンが創造し定着させた世界観が今でも引き継がれている、、、

 

今回はそこにミステリーの要素を含めて多くの人が指摘するようにフィンチャーの<セブン>の雰囲気を醸し出している、そこはとてもバットマン映画としては斬新というか新鮮だった、、、そのうえダークな世界を描くことは(ナイトシーンや雨、抑え気味のライティング)CG臭さを覆い隠すにはとても効果的で、その傾向は今のその類の映画のセオリーにすらになっている(ただし3DやI-MAXではスクリーンの特性上映像自体が見えにくい負の結果も生んでいる)、、、だから本作でもCGはとても機能し、カーアクションシーンでもっともその効果が表れている、『おそらくノーランならCGを使わずやってしまうところだなぁ』なんてことを考えていたら、『<テネット>ってすげえ』と、そんなことに想いが及んだ、、、

 

3.5☺

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