たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

映画一言二言/散歩する霊柩車

f:id:toughy:20220202081723j:plain
f:id:toughy:20220202081719p:plain



タラちゃんお気に入りの佐藤肇<吸血ゴケミドロ><未来少年コナン>テレビでは<悪魔くん><キャプテンウルトラ><ザガードマン><キーハンター><アイフル大作戦>、その佐藤肇監督のカルト人気でずっと気になっていた<散歩する霊柩車>を観た、、、コミカルさの中に狂気を感じるあたりは今村昌平の雰囲気をまとっているフィルムノワールの傑作、、、観ておくことをお勧めする、、、

 

ストーリー

小柄な麻見に対して、妻のすぎ江は大型な豊満な女性であった。一年ごとに貫禄を示してゆくすぎ江は、タクシー運転手の夫の留守に、医師の山越、初老の北村、ハリキリボーイの小倉と、浮気心を満足させていた。喧嘩の絶えない夫婦が思いついたのは、すぎ江が恋の清算をして、自殺という仕掛けで、麻見がその死体入りの棺桶をかつぎ廻り、山越や北村をゆすって歩こうということであった。小心者の北村は五百万円、山越もまた札束を積むかにみえたが、彼こそこの狂言の作者で、すぎ江を口説いて、人のいい麻見を利用したのだった。山越はすぎ江から五百万円受けとると、すぎ江をも毒殺しようとしていた。一切を知った麻見は、山越の仮面を剥がし、山越は自ら毒を仰いで死んだ。死体の処理をすますと、アパートに帰ったすぎ江は、麻見の内ポケットにある五百万円の札束をみつけると、睡眠薬で麻見を眠らせ、五百万円を持って小倉のもとに走った。だが包みの中から出て来たのは、すぎ江の死亡通知書であった。息せききって帰って来たすぎ江は、麻見と、五百万円をめぐって争った。二百五十万円を喧嘩の末とったすぎ江は、麻見を憎悪し麻見はすぎ江を嘲笑した。夫婦の愛情は二人の間には、もうなかった。だが麻見はすぎ江の見事な身体に対する未練は強く残っていた。小倉のもとにゆくというすぎ江の言葉に逆上すると、麻見はすぎ江を殺した。早速霊柩車に乗せると、火葬場へと急いだ。だが運転手の毛利はすぎ江の変死を見破り、麻見をゆすった。一枚でも札は渡せない、麻見は毛利を殺し霊柩車を猛スピードで走らせた。追っ手が迫っているように感じ逃げる。ところがあまりの猛スピードのためハンドルを誤り巨木の真中に突進し霊柩車は木端微塵にない霊柩車の破片の中を、五百万円の札束が舞いあがっていった。(映画.comより、一部改編)

 

f:id:toughy:20220202081754j:plain
f:id:toughy:20220202081756j:plain
f:id:toughy:20220202081759j:plain
f:id:toughy:20220202081801j:plain