たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

埋もれがちな傑作/斬人斬馬剣

 

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その多くのフィルムが消失していながら

奇跡的に見つかったフィルムをつなぎ合わせた

完全な状態でない作品を言うのも何だが、

<斬人斬馬剣>は伊藤大輔が生んだ傑作、、、

 

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早いパーンとか

この時代にやっているのは新しかっただろうね

スピード感、迫力が半端でない、、、

 

下の画は

おそらく走行する馬の平行移動撮影ではなく

ピックアップカーの上での撮影

 

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明治になる以前に

ムービーのキャメラはこの世になかったわけだけど

この映画を観ていると

まるで江戸時代のその場にキャメラが入り込んだ錯覚に陥るね、、、

 

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カラーで見ている、もしくは白黒でも50年代以降のキレイな時代劇

<用心棒>や<椿三十郎><切腹>さえウソっぽく思えてくる

それほど、この当時の時代劇は

リアルで再現性に優れていて本物だと感じるね

 

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あ、そうそう、

ボクは「花のピュンピュン丸」ってアニメが子供の頃大好きだったけど、

あの漫画の中の設定は江戸時代なのに

テレビ局があったり、映画を撮っていたりする現代の様相なんだよね

それが凄くボクのハートを掴んでいた

 

そんなピュンピュン丸の登場人物のように

この映画の監督も丁髷結っているのではないかと想像してしまうほどだ(W)

本物の、本物のチャンバラ時代劇

 

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殺陣の迫力が素晴らしい<雄呂血>と

誰からも愛される<丹下左膳/百万両の壺>と

馬上のスピード感<隠し砦の三悪人>を

足して三で割ったような、埋もれているのが本当に惜しい傑作、、、

 

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「貴様は何のために俺を斬るのだ?」

「メシのためさ」

「それならば、その米は一体誰が作るのか?」

 

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