きみの鳥はうたえる♬はビートルズの曲のタイトルだよね、、、レノンが書いた難しい歌詞だけど、幸福の青い鳥の意味らしい、青い鳥と思っていた君の鳥は実は青い鳥ではないって歌詞、、、ボクはこの歌詞の意味とこの映画を考えた時に、サンテグジュペリの有名な「星の王子さま」が頭に浮かんだ、、、「星の王子さま」の中で王子様はキツネに言われるよね「ものごとはね、心で見なくては良く見えないよ。いちばん大切なことは目に見えないんだから」ってね、、、そういう映画だと思えば、タイトルのモヤモヤは解決すると思うよ、、、
最近テレビなどでちょくちょく見かける石橋凌と原田美枝子の娘の石橋静河だけど、こういうことなのだね、、、この映画を観る前までは、どうしても美しすぎる母親と比較してしまって『冴えないなぁ』と思っていたが、この映画の中の彼女を見て考えを改めた、とても良い、、、原作は「函館の人」佐藤泰志、函館を舞台に一連の作品を書き続けた人、＜海炭市叙景＞＜オーバーフェンス＞＜そこのみにて光り輝く＞すべてが良い映画になって世に出た、、、そして、いつも、そこで描かれる人々はテキトウで、いい加減で、ちゃんとしてない人、ちゃんとしようとも考えない人、別に生き方を変えようともせず、貧乏な人、貧乏から抜け出そうともしない人、ある時はダメ人間、場合によってはクズ人間、、、弱者や貧困なら巨匠今井正が得意として描くところだが、どこか社会のせい、国や政治や金持ちのせいにしようとする癖がある、ところが佐藤の原作の映画の中の人々は、同情も共感もできなかったりする、、、でも、それでいい、手を差し伸べるとか、そういうヒューマニズムみたいな映画にしてしまったら佐藤が草葉の陰から見て泣くだろうよ、、、
おまけ
静河と佑って、サントリー「天然水」のCMで再共演しているね、、、きっとこのCMのプランナーだかディレクターがこの映画好きなんだろうね、、、そして映画と同様CMでも静河得意のコンテポラリーのダンスを披露している、、、
