公開当時以来の鑑賞となった<ウォーリー>、、、当時は、良い映画だが、宇宙ステーションに行ってからのくだりがバタバタしていた印象だった、、、しかし改めて観てみるとそんな悪印象はない、、、主人公やメインの登場人物(機械)のセリフは極端に少なく、無声映画としてでも成立し、言葉や説明がなくても全編にわたり観客の心に訴える優れた映画の見本だ、、、
オープニングで真俯瞰から見下ろしたNYの摩天楼の空撮が、ひとつの掃除ロボットによって積み上げられた廃棄物の摩天楼だったりするシーンを見せられるだけで、とてつもない時間の経過と孤独感がセリフ無しで表現される、、、本物の映画だ、、、
ウォーリーのフォルムはETをベースにしているように思える、、、下半身に重心がある体型、伸びる首、目の感じ、、、
<ハロードリー>のワンシーンが何度も流れる、、、ボーイミーツガール、、、ウォーリーの寂しさを埋める存在の暗示、、、
ゴミの中に埋もれることなく映画の教科書として生き残り続けるべきと思う傑作、、、