この映画の監督
この名前は
覚えておこうと思ふ
園子温が登場した時より
ボクはこの監督の方が
いい
それにしても
世の中どうかしてる
先日も<ヒメアノ~ル>っていう映画も観てみたけど
映画は競うようにバイオレンスだね
暴力的な映画ばかり
人間のリミッターが外れてしまったのかと疑う
そして
この作品にも心が凍った
おいオマエどうした、頭いかれてんぞ!と、
怒鳴りたくなる
ファーストシーンがイイね
ごちゃごちゃした港町
ふつう
映画に登場する漁村ではないね
なんか工場地帯のような
どこか無機質な印象を与える港だ
しかも
BGMが
非常にノイジー
音楽の部類ではないね
人間生理学的に
拒絶したくなるような
そんなギターのノイズが
人の心を掻きむしるね
この類の作品にはお似合いの
別の意味では良い選曲だ
そして
この監督の名前を憶えたくなったのは
この映画
まったくセリフを必要としない
無声映画でも成立しそうだ
良い映画の基準の一つだね
それがMotionPictureだね
実際
ほぼセリフなしで
進行したりするんだね
映画をよく知ってる監督だね
この映画を観ながら
ふと思ったのは
スピルバーグの実質的なデビュー作<激突!>だ
意味知れず進む恐怖感不安感が共通する
<激突!>だって
無声映画で成立するわけだからね
柳樂がいいね
はまっているよ
呼吸するように
人を殴り続けるね
終わりなくこの運動繰り返す
小松っていう女の子もいいね
はまってる
非常に良かった
菅田はいつもとおりだね
上手いっていうか
将来的にはいいのか悪いのか微妙だけど
菅田というキャラになっているね
理由なき暴力映画
拳で肉(体)を叩く音が痛々しい