たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

映画一言二言/ぶあいそうな手紙

 

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よく言われること、、、女は未来を見ていて、男はいつまでも過去を見ている、、、この映画の主人公の老人も50年以上前の女性のことを想っている、その女性の夫が死んだことを知り、会いたいと願っている、その背中を押すのが同居する若い女性、大昔のことを相手の女性がどのように思っているか、今はどんなふうに思っているか不安な老人を、若い女性は代わりに手紙を読み、そして手伝って返信を書く、、、

 

年取ってみて分かるのは、外見は変わってきても、考えることは25歳からあまり変わっていないということ、肉体は衰えても、知識や経験によって年老いたことを年輪と置き換えて良いように考えるだけで、それ以外はあまり変わってない、、、とくに感情ってものに関しては人間はあまり成長しないと言えるのかもしれない、、、

 

昔、ボクの母方の祖父(90才すぎ)が死んだとき、そのお通夜の席で娘たち(叔母伯母/ボクの母の姉妹と兄弟の嫁たち)が祖父の遺品の財布から女性の写真を発見した、いつも肌身離さず祖父が持ち歩いている財布の中にあった写真の女性は、祖父が満州にいた頃の愛人であることがすぐに判明した、祖父は生涯その女性を想って死んでいったのだ、、、娘たちは腹を抱えて笑った、しばらくそのことでその晩は盛り上がった、「ほんと男ってバカね」と、、、でも、まだガキだったボクには、むしろその叔母/伯母たちの笑う顔が怖かった、「ほんと女って怖い」と、、、祖父の長年の心の中の想いを、いとも簡単に踏みにじって笑って馬鹿にしてけなした女性たち、、、まじ、女って怖い、、、

 

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