たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

映画一言二言/愛の奇跡_A Child Is Waitting

 

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ボクが子供の頃は、まだ、障害のある子供を親は「隠す」傾向にあったと思う、、、「〇〇さんの下の子、ダウン症らしいわよ」と近所のおばさんが噂していても、ボクは大人になるまでその子を見かけることがなかった、、、ここ2、30年のことじゃないかなぁ、むしろそういう風に障害者を偏見の目で見ることこそ軽蔑すべき人だという価値観が根付いたのは、、、(まだまだ根付いていないという声もあろうが、昔に比べたら)

 

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この映画は、スタンリークレイマーの映画だね、<アメリカの影>から4年後のカサヴェテスに撮らせているが、、、でもね、なんか遠慮があるというか、カサヴェテスの監督というよりもスタンリークレイマーが監督したような作風であり、画調なのだ、、、それでもカサヴェテスの意地なのか、ところどころに(とくに寄りの画に)カサヴェテスらしさが見れて嬉しくなる、、、

 

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「愛の奇跡」と聞くと、どうしてもボクはヒデとロザンナのヒット曲♪を思い出す、、、タイトルからしてカサヴェテスっぽくない、こんなタイトルをカサヴェテスならつけるはずがない、、、ぁ、でも原題は「A Child Is Waitting」やはりスタンリークレイマーっぽい、、、

 

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「ここでは、他人(ひと)と違うということで苦しまなくても済む」

 

精神科医のクラーク博士(バートランカスター)が校長を務める精神薄弱児の施設に、音楽教師のジーン(ジュディガーランド)が赴任してくる。心を閉ざす少年と仲良くなったジーンはその子を全く面会に来ない両親(ジーナローランズほか)に会わせようとするが……。障害を抱える子供とそれを見守る大人たちの心情を描いた物語。実際に障害を持つ子供をキャスティングし、この映画を撮り上げたカサベテス監督だったが、製作のスタンリー・クレイマーと対立。結果、カサベテスはハリウッドから干されてしまう。1963年製作/102分/アメリカ 原題:A Child is Waiting

映画.comより転載)

 

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ハリウッドを追われニューヨークでカサヴェテスが次に撮ったのが<フェイシズ>だね、ハリウッドでは絶対に撮れない凄い映画を撮ったね、、、そして、カサヴェテスはNY派の道を歩み続けることになるんだね、、、そういう意味ではこの映画はカサヴェテスがカサヴェテスになるキッカケになった作品といえるね、、、

 

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