大好きなハズレのないラオールウォルシュの代表作でありながら
これを観ていないという恥ずかしさを抱えて今まで生きてきたが
やっと観ることができた
「アメリカ映画ベスト100に選出されていない最高のアメリカ映画の一つ」
世界ではとても有名な名作だが
日本ではそう言われることもないどころか
キャグニーやラオールのファンでない限り一般的には知られていないほど
日本では埋もれてしまっている
ときどきミニシアターで上映される際は
キャグニーファン、オリヴィアファン、ラオールファンというか
この映画をこよなく愛する人たちが大勢集まってくる
うちの次男も
この映画が大好きで
上映されるのを知るたびに映画館に足を向けている
一般的には埋もれていながら
知る人たちの間ではとても愛されている超名作<いちごブロンド>
ビフ・グライムスは通信教育で免状をとった歯科医である。1900年のニューヨークの一角、ある日曜日の午後である。ビフは親友のギリシア人の床屋ニコラスと馬てい投げをしていると、歯を抜いてくれという電話がかかる。休みと断ったが患者の名がヒューGー・バーンステッドと聞くと引き受ける。彼こそビフのあだ敵である。抜歯の麻酔に使うガスを多量に興えて殺すつもりなのだ。ヒューゴーを待つ間にビフは10年前を回想する。そのころ彼は下町に居た。町の美人娘、いちごブロンドのヴァジニアにビフはほれていた。そして友達のヒューゴーもほれていた。お人好しのビフはヒューゴーにだしに使われて、ヴァジニアはビフを翻弄した揚句、ヒューゴーと結婚してしまった。ビフはヴァジニアの友達のおとなしいエミイと結婚したが、ヴァジニアに対する気持ちは変らない。その後ヒューゴーは建築会社の副社長にビフを迎えた。ビフは夢のような気持ちで、頼まれるままに書類に署名した。やがてその建築会社のインチキが暴露された。(映画.comより転載)
金があっても幸福とは限らない、多少貧しくても不幸ではない、むしろ幸せな人たち、、、
冒頭20分くらいで
7つくらいの貴重なエピソードをぶち込んでくるあたり
さすがラオールウォルシュだ
そして、まったく無理がない
1時間40分ほどの尺なのに
とても長い時間を過ごした(いい意味で)お得感、充実感を味わった、、、
とにかくね
いつもとおりジェームズキャグニーの存在感
刑務所の似合う男ナンバー1
それでも愛されるキャラ
美しい美しい
オリヴィアデハヴィランド
個性豊かでキャグニーに負けず劣らずの存在感のリタヘイワースと
役者が揃っているのも見どころ
ぜったいに観ておきたい
いや、見るべき傑作だ、、、