フランクキャプラの名作<幽霊と未亡人>、、、亡くなった男の家を借りて住む未亡人、死んだはずの男が幽霊として現れ未亡人に助言し小説を書かせる、そのうち互いに魅かれ合うが結ばれることのない恋心、、、すると未亡人に言い寄る男が登場する、男の観客が見ればイヤな感じの男だが、未亡人の心は盲目、観客は幽霊に肩入れして応援したくなるが幽霊では現実の男に勝ち目がない、、、しばらくして、未亡人が男の家を訪ねると、男には奥さんがいて家族があることを知る、しかも、奥さんは度々同じようなことがあったようで、男が浮気の常習犯であることを知る、『ほらね』と観客は思う、、、その後、幽霊は現れなくなったが、未亡人が死を迎えて初めて二人は結ばれるラストにホロリ、、、知らぬ間に、思い切り感情移入しまう語りの巧さ、、、ベタだけど、シンプルでストレートに観客に伝わる、この手の作品の元祖的価値も映画史的にあり、、、