たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

男はつらいよ(7)望郷篇ではなく、<奮闘篇>

 

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「マンネリ」とか「ワンパターン」とか

水戸黄門なんかで、よく言われることだけど、

 

あらためてエピソード1から<男はつらいよ>シリーズみていると

そのマンネリズム感が凄く心地よいのだよ

 

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ワンパターンというより

優れた「フォーマット」と言えるね

 

最初に地方での寅のエピソードがあり

望郷の念にかられた寅が帰郷する

そこでのひと騒動のエピソード

またまた家出(そして恋バナ)

もしくは地元で恋バナエピソード

そしてお決まりの失恋

再び旅に出る寅

このパターンね

 

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しかし

今回の<望郷篇><奮闘篇>では終盤

サクラは家出した寅を心配して旅に出るんだよ

珍しく寅ではなくサクラのロードムービーとなるわけだね

(寅のエピソードは一切描かないのも潔い!)

 

それを見ていると

同じ山田監督の<家族>と<故郷>を思い出すね

まるでその二作品の1シーンのように感じるからね

 

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そこで調べた

この作品は<家族>や<故郷>の前後なのか?

 

すると

<家族>と<故郷>の間に撮られたことが分かった

 

山田監督は倍賞千恵子の活かした方を

ちょうどこの頃見つけたんだね

 

男はつらいよ>の中のサクラとは

また違う魅力を持った倍賞千恵子を探し当てたんだね、、、

 

だからね

山田監督と倍賞千恵子にしたら

<遥かなる山の呼び声>ではなく

<家族><男はつらいよ/望郷篇奮闘篇><故郷>が

山田洋次のイメージの中での三部作だったのかもしれないね、、、

 

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