たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

映画感想/火口のふたり

 f:id:toughy:20200206115331j:plain

 

いとこ同士のケンとナオ(柄本佑瀧内公美

登場人物はこの二人だけ(エキストラおよび、声だけの出演は除く)

 

f:id:toughy:20200206120343j:plain

 

70年代に「ソフトポルノブーム」があった

その火付け役だったのが<エマニエル夫人>

 

当時は子供だったので観ることはできなかったが

後年じゅうぶん大人になってから観た時

飛行機の中でのSEXシーンには

『そんなことあり得ないだろう』と、口、ポッカ~ン

今なら笑って見るだろうが、

 

それに似たシーンがこの映画でも登場する

移動中の高速バスの中での性的なシーン

エマニエル夫人以来の光景が目の前に、、、

 

f:id:toughy:20200206115501j:plain
f:id:toughy:20200206115451j:plain
f:id:toughy:20200206115512j:plain

 

あらすじ

いとこ同士の二人は昔東京で暮らしていた頃肉体関係にあった、、、その後男は結婚し、子供をもうけたが離婚し、今は無職だ、ナオの結婚式に出席するため秋田に帰郷した、、、女は自衛隊のキャリアとの結婚式を5日後に控えているが、久しぶりにケンに会って体を重ねることになる、ケンが求めれば全て受け入れる、SEXの相性が良いのだと言う、他の男ではケンのように感じることはないと、、、

  

f:id:toughy:20200206115554j:plain


ほぼポルノ

 

こういう表現はしたくないが

本編の多くの尺をヤリまくることに費やす、、、

 

f:id:toughy:20200206115604j:plain
f:id:toughy:20200206115543j:plain
f:id:toughy:20200206115702j:plain
f:id:toughy:20200206115623j:plain
f:id:toughy:20200206115613j:plain

 

70年代なら当たり前に作られたこの類の作品も

今では企画を通すことすら困難と思えるが、

 

さすが若松プロダクション出身

田中陽造を師匠にもち

映画芸術」編集部長・荒井晴彦

SEXを描かずに、人間を描けない、、、

 

f:id:toughy:20200206115424j:plain


過去の二人/はじまり/後悔、想い出/東北の震災

火口の二人/死の淵/吸い込まれて終わり/未来のイメージ/富士山噴火震災/死

 

原作のラストでは

火口のそばでのSEXシーンがあるようだ、、、

 

f:id:toughy:20200206120506j:plain
f:id:toughy:20200206120521j:plain
f:id:toughy:20200206120532j:plain
f:id:toughy:20200206120542j:plain
f:id:toughy:20200206120552j:plain
f:id:toughy:20200206120617j:plain

  

日本がおかしくなっていく

それでも何もしない生き方

それでもSEXはする生き方

 

富士山が噴火する光景を

東北にいる主人公の二人がテレビで眺めている

 

思えばボクたちも

あの東北の震災の光景を

『大変なことが起きている、でも今ボクは無力だ』との思いと共に眺めていた、、、

 
3.5☺

 

f:id:toughy:20200206120743j:plain
f:id:toughy:20200206120810j:plain
f:id:toughy:20200206120751j:plain
f:id:toughy:20200206120820j:plain
f:id:toughy:20200206120800j:plain
f:id:toughy:20200206120837j:plain

 

それにしても

 

役者ってつくづく大変だね

柄本佑の奥さん(安藤サクラ)は、どんな気分でコレを観たのだろう、、、

 

f:id:toughy:20200206120442j:plain