登場人物はこの二人だけ(エキストラおよび、声だけの出演は除く)
70年代に「ソフトポルノブーム」があった
その火付け役だったのが<エマニエル夫人>
当時は子供だったので観ることはできなかったが
後年じゅうぶん大人になってから観た時
飛行機の中でのSEXシーンには
『そんなことあり得ないだろう』と、口、ポッカ~ン
今なら笑って見るだろうが、
それに似たシーンがこの映画でも登場する
移動中の高速バスの中での性的なシーン
エマニエル夫人以来の光景が目の前に、、、
あらすじ
いとこ同士の二人は昔東京で暮らしていた頃肉体関係にあった、、、その後男は結婚し、子供をもうけたが離婚し、今は無職だ、ナオの結婚式に出席するため秋田に帰郷した、、、女は自衛隊のキャリアとの結婚式を5日後に控えているが、久しぶりにケンに会って体を重ねることになる、ケンが求めれば全て受け入れる、SEXの相性が良いのだと言う、他の男ではケンのように感じることはないと、、、
ほぼポルノ
こういう表現はしたくないが
本編の多くの尺をヤリまくることに費やす、、、
70年代なら当たり前に作られたこの類の作品も
今では企画を通すことすら困難と思えるが、
さすが若松プロダクション出身
田中陽造を師匠にもち
SEXを描かずに、人間を描けない、、、
過去の二人/はじまり/後悔、想い出/東北の震災
火口の二人/死の淵/吸い込まれて終わり/未来のイメージ/富士山噴火震災/死
原作のラストでは
火口のそばでのSEXシーンがあるようだ、、、
日本がおかしくなっていく
それでも何もしない生き方
それでもSEXはする生き方
富士山が噴火する光景を
東北にいる主人公の二人がテレビで眺めている
思えばボクたちも
あの東北の震災の光景を
『大変なことが起きている、でも今ボクは無力だ』との思いと共に眺めていた、、、
3.5☺
それにしても
役者ってつくづく大変だね
柄本佑の奥さん(安藤サクラ)は、どんな気分でコレを観たのだろう、、、