たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

映画感想/ドントウォーリー

正直

ガスヴァンサントの作品みて

「画がキマってるなぁ」と思ったことないし

興味深い主人公や題材なのに「面白いなぁ」と思うことも少ないのは何故だろう、、、

 

この人は「普通」でない人に関心があるんだね(普通ってナニ?)

人間観察、というか、人間観察を観客に提示するのが好きなんだね

ある種のメッセージなんだろうけど

魂が揺さぶられるとか、そういうところまでいかないのがいつも残念だね、、、

 

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<ドントウォーリー>の主人公も非常に興味深い人だ

 

アル中男が、たまたま知り合った男と深酒、はしご酒

ところが車で移動中に事故に遭い、半身不随、一生車いす生活

生活は荒れ、事故以前にも増して酒浸りのアル中生活、、、

 

たまたま右の指先だけは動かすことが出来たので

一コマ風刺漫画を描いて生計を立てる

しかし、その作風が非常に辛辣で過激で

世間の「良識」ある人々から非難されることもたびたび、、、

 

男は一念発起、禁酒を誓い

禁酒セミナーに通うことになる、、、

 

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ロビンウィリアムスが

自らの主演で映画化を目指していたそうだ

 

主演は<ジョーカー>のホアキンフェニックス

ほかに演技陣がいい

ルーニーマーラー(可愛い)、ジョナヒル、ジャックブラック、マークウェバー

 

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こんなシーンがある

孤児の主人公は生まれながらに母親の顔を知らない

しかし想像で書いた母親の肖像

壁に貼ったそのノート紙に語り掛ける主人公、、、

 

壁に貼った紙に語るかなぁ

じっと見つめ続けることはあるかもしれないが喋りはしないと思うし

そんな人がいたらちょっと引く

しかも延々と喋っている

ないないない、現実世界にそんな人はいない、、、

 

そういうことなしに表現し、観客に伝えるのが映画でしょう、モーションピクチャーでしょ、優れた監督でしょう、、、

 

だからね

ガスヴァンサントは優秀な監督とは思えないんだよね

 

長いこと映画撮ってれば

そういうこと分かると思うんだけど、やっちゃうんだよね

 

そのうえ

対面する演者を延々と交互にカット割るって、優れた監督はしないよね

やっちゃうんだね、この人は、、、

 

映画監督というよりも

「興味深い人紹介屋」

それがボクからガスヴァンサントへ送る称号

 

3☺

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