テアトル系の映画館で飲んだ
映画館でビール飲むと
とくに長い尺の場合
トイレが心配になるけど
こいつを見つけたら
衝動的に手を出してしまった、、、
う~ま~
最初の東京オリンピックの頃は生まれていたが記憶がない幼少だったので
物心をついて初めての、そして今までで最も印象深いイベントは大阪万博だ
独創的な各パビリオンのフォルム、未来を予感させる展示物、日本中から世界中から大勢の人たちが押し寄せるお祭りムード
小学生だったボクたちはワクワクしながら大阪へと向かったものだ
たまたま見かけた単発ドラマ
万博の時代の物語ということで見てみたが、
街並みが現在で探せるレベルの古い感じの「昔ふう」なだけで
当時の街の雰囲気を感じない
路地裏にアスファルトなんかないし
建物の建材が違う
窓のサッシが今風
きっと当時を知らない若い人たちが撮っているんだろうなぁ
ボンカレーやククレカレーを
当時「レトルト」とは言ってなかった
(インスタントとか即席と言っていた)
その言葉が使われだしたのは昭和の終わり頃だと思う
知らない人たちが作っているんだから仕方ないけど
観ている方は白けるんだよね
昔の街並みがないからロケハンも難しいと思うし
これからはこういう設定はますます難しくなるね
(もしくは山崎貴に頼るしかない)
あ、そういえば先日観た
北野武の<監督・バンザイ!>では昭和の風景が上手く撮れていたっけ、、、
権威ある「Sight &Sound」史上最高の映画トップテンの7位に選ばれていながら、今まで日本では正式に一般公開がされてこなかった<美しき仕事>を「横浜フランス映画祭2024」での一度きりの上映会に行って観ることが出来た、、、この映画もそうだし、史上最高の映画1位に選ばれたシャンタルアケルマン監督の<ジャンヌディエルマンブリュッセル1080コメルス河岬通り23番地>でさえ、日本では半世紀を経てやっと一般公開されたのは一昨年のことだ、日本の文化度の低さに呆れる、日本は文化に対して幼稚なのだ、その順位が妥当かどうかは別にして、日本ではいつまで経ってもエンタメとアートを同レベルで比べようとする、まるで漫画と絵画を同次元で語るようなものだということに気づかないのだ、、、たびたび言うが映画を1000本観ればフェリーニが好きになり、3000本観ればベルイマンを理解した気になり、5000本観れば結局はブニュエルに落ち着くと思うのだが、映画においてアート系は隅に追いやられがちだ、ほとんどの人がストーリーと派手なアクションでしか映画を評価しようとしないからかもしれないが、ストーリー展開やアクションよりも一つの一つのショットに胸を打たれる人たちがいることも事実なのだ、、、ま、結局は興行だから、ビジネスだから銭にならないものはスルーされ、それが文化度の低さを深めてしまうのだろう、、、しかし、どうやらこの埋もれがちだった傑作も4半世紀を経て、レストアされたこの機会に一般公開されることになったようだ、良かった、、、
解説とあらすじ
「白鯨」などで知られるハーマン・メルビルの小説「ビリー・バッド」を下敷きに、フランスの名匠クレール・ドゥニが手がけた作品で、青くまばゆいアフリカの海岸を背景に、フランスの外国人部隊と、それを率いる指揮官の送る日々を描いたドラマ。
フランス、マルセイユの自宅で回想録を執筆しているガルー。かつて外国人部隊の上級曹長だった彼は、アフリカのジブチに駐留していた。暑く乾いた土地で過ごすなか、いつしかガルーは上官であるフォレスティエの多くの資質に対し、羨ましい思いを抱くようになる。ある時、部隊にサンタンという新兵がやってくる。社交的な性格でたちまち人気者になったサンタンに対し、ガルーは嫉妬や羨望を抱き、いつしかサンタンを破滅させたいと願うようになる。のだが、、、
主演は「汚れた血」「ポンヌフの恋人」などのレオス・カラックス作品の常連として知られるドニ・ラバン。日本では長らく未公開だったが、2024年に4Kレストア版で劇場初公開。
1998年製作/93分/PG12/フランス
原題:Beau Travail
配給:グッチーズ・フリースクール
劇場公開日:2024年5月31日
(映画.comより)
今回上映後に監督のクレールドゥニとのQ&Aが行われた、、、その中で、ラストとラス前のシーンは当初脚本上では順番が反対だったそうだ、ラストは死を予感させるシーンだったが、あまりに暗くなるので、ラス前のディスコのシーンと変更して入れ替えた、、、それにより死の予感は死のイメージとして通過するだけで、最後のはじけるシーンにより破滅よりも開放が強調されることになり、結果正解だったように思う、ボクはラストに大爆笑した、良かったよ、この終わらせ方で、、、
外人部隊の訓練シーンは踊りの要素を感じるが、実は撮影中に音楽(オペラ/水夫)を流していたそうで、その結果そういう風に感じられるようだ、、、
ロケーションが美しい、アフリカの小さな国ジブチでのロケ、砂漠と乾いた硬い土地に青い海と空、そこに動く外人部隊の男どもの身体、ぶつかり合う肉体、水中で舞う肉体、乾いた土を癒せはしないが流れる汗、、、やはり映画は背景だ、ロケーションだ、、、
4点
あ!ほんとだ!
ビッグマックを食べやすくする方法
昨年広末との不倫騒動で世間を騒がせた
料理人の鳥羽氏が言ってたとおりにやってみたら
細かいレタスがポロポロ落ちずに
とても食べやすかった
まずは店員にビッグマックを
(あの例のケースではなく)紙で包んでくれとリクエストする
「ラップですね」とか言いながら気軽に応じてくれた
ついでに「ピクルス多め」もお願いすると
スマイル0円で応じてくれた
そして紙に包まれたビッグマックを開いて
底部のバンズを上にして掴み(逆さにして掴み)
そして頬張る
たったソレだけのこと
こんな簡単なことで
まったくストレスなく
更に美味しくビッグマックを食べることが出来た
鳥羽っち、凄ええええええ
う~ま~
『デューン 砂の惑星PART2』は映画史に刻まれる作品に 超絶的スペクタクルと“倫理的葛藤” (msn.com)
「気鋭の監督からベテランの域となった、いまのドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が、これからどのような方向に進むのか、どんな題材でどういったテーマで後続のクリエイターたちと張り合っていくのかは楽しみだが、前作と本作『DUNE/デューン 砂の惑星』2作が、彼のこれまでの映像作家としての集大成になったと同時に、映画史のなかで一つの重要な位置を占めるものとなったことは確実だろう。」(本部より抜粋)
今も興奮が冷めない、素晴らしい完成度の傑作であることには同意するが、ここでは「映画史のなかで一つの重要な位置を占めるものとなった」と言い切っちゃってるよね、それが言い切れるようになるにはまだまだ時間が必要になる、あと10年20年経った頃人々はこの作品をどのように評価しているか、、、本当はここまでで一旦ドゥニの仕事は終わらせて、あとはシリーズとして他の監督に任せれば良いと思うのだが(ルーカスのように)シリーズが続くのであればそれはそれで楽しみながら、本作<DUNE PART2>の評価が確立されていくのを見守っていきたい、、、
P.S.
面白いことに、ここにきて評価が変わったのがリンチ版<砂の惑星>、ボクは初めて見たときからリンチらしい独創性に好感を持っていたし、出て来る造形物に感心していたが、一般的には何かと酷評され「駄作」とも言われていたのに、「ドゥニが2話6時間かけたドラマを2時間でまとめたリンチってある意味すごくね?」みたいなことを言う人もいる、、、やはりね、映画の評価って時間がかかるし、新しい作品との比較対象で評価も変わるってことだよね、日本映画を代表する<東京物語>が世界的に評価が確立されたのも制作から3、40年経ってからだからね、、、