たまたま偶然なのだが
3日続けて
悲しい子供たちの映画が続いた
<フロリダプロジェクト>は
親の愛はあるが
貧しく乱れた生活に置かれ子供
<ラブレス>は
それなりの生活レベルにあるが
親の愛がなく絶望する子供
そして、
この<ぼくの名前はズッキーニ>
親の愛がなく
孤児院に送られることになる子供
ストップモーションアニメの基本だね
その質感に癒される
あらすじ
アルコール依存症の母親と2人きりで暮らす9歳の少年ズッキーニ。ある日、ズッキーニの過失によって母親が死んでしまう。親切な警察官に保護されて孤児院で暮らすことになった彼は、新たな環境の中で自分の居場所を見つけるべく悪戦苦闘する。孤児院では様々の理由で入所してきた子供たちいる。次第に生まれる「絆」。ある日、カミューという女の子が施設に入ってきた。ズッキーニは彼女に恋心が芽ばえる。 そして、ある日警察官からズッキーニに思いもよらぬ提案が出される、、、
カミューは両親を亡くしてから
叔母に預けられていたが
この叔母が凶暴で魔女のよう
尚且つ金目当てでカミューを再び預かろうと画策している、、、
親切な警官は
実の子供たちとは疎遠になっている孤独な初老の男、、、
そしてズッキーニは
本当の名前はイカールなのだが
アル中の母親が愛称として呼んでいた
「ズッキーニ」という名前で呼んで欲しいとこだわる、、、
母親はネグレクトで
とても子供に優しい母親には思えないのだが
子供は寂しい思いをしながらも
けっして母親を悪く思わないし言わないのだ
こういう子供のもつ
母親に対する感情
ダメだろうが
愛を感じないだろうが
子供にとって母親は唯一の存在、、、
物語は
警官がズッキーニとカミューの里親として預かることになる
ところが暮らす場所は以前のズッキーニの家
ズッキーニにとっては
冷たく暗い日々の続いた場所
自分の行動で母親を失った場所
それでも
警察官のオッチャンはこの場所を選んだ
これが
この映画の良さなんだね
新しい人生のスタートのために
過去とキッチリとケリをつけるさせる
シンプルな構成だけど
くる人には非常に熱く胸に来るだろう一本、、、
3☺