たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

埋もれがちな傑作/散りゆく花

BROKEN BLOSSOMOS
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映画史に燦然と輝く
古典的名作だけど

やはり
グリフィスなんてね
映画好きな人しか知らないからね

埋もれてしまったのかね
忘れられつつある名作
<散りゆく花>

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この無声映画の登場により
はじめて映画が「芸術」であると認められたと言われているね

映画は「娯楽」ばかりでなく
音楽、文芸(詩歌、小説)、美術(絵画、彫刻)、舞踏、演劇、写真と並ぶ
立派な総合芸術として認知されたんだね

その意味においても
この映画の映画史における功績は大きすぎる


大袈裟に言えば
この映画なければベルイマンもいなかったと、

散りゆく花→シューストレイム→霊魂の不滅→ベルイマン

だから、結局、
ベルイマンはグリフィスの孫なのだ、、、

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物語は
中国人の青年が仏教を広めるためにロンドンに渡ってきたところから始まる。しかし中国人青年チェンは厳しい現実に直面し、スラム街で店番をしながら阿片を吸うような生活を送っていた。同じスラム街で暮らす少女ルーシーは、ボクサーである父親バロウズから日常的にひどい虐待を受けていた。そのためルーシーは笑うことを知らず、父親から笑顔を要求されると、指で唇の両端を持ち上げるほどであった。ある日、父親からひどく鞭打ちされたルーシーはチェンに助けられ、彼の部屋でつかの間の安らぎを得る。二人の間にはロマンティックな感情が芽生え始めるが、二人のことを聞いた父親が怒り、ルーシーを力ずくで連れ戻してしまうが、チェンは拳銃を忍ばせ、ルーシーと父親を追う、、、(Wiki引用)

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この時代の映画で
ロンドンの街角で
この悲しい物語は
御伽噺のように見える
恐ろしい御伽噺の雰囲気

暴力依存症ではないかと疑うほど
異常な暴力性をもつ父親は
娘が納戸に逃げ隠れると
斧を振り上げ木の扉に何度も振り下ろす

そ!
シャイニングだね

この映画をアイデア
キューブリックの<シャイニング>の
有名なシーンが生まれたのだ

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もうひとつ
非常に有名なシーン

それは
主人公のリリアンギッシュが
暴力的な父親から強制されて
笑顔をつくる場面

作り笑いさえできない彼女は
指で口角を上げ拡げる

こわいですねぇ~かなしいですねぇ~
映画が好きなら見なさいねぇ~
1910年代チャップリン等が設立した
ユナイテッドアーティスト社配給最初の作品
立派な立派な傑作ですよ
さよなら、さよなら、さよなら

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