たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

埋もれがちな傑作/緋色の街/スカーレットストリート

ハズレの少ない監督
フリッツラング特集をやっていたので
未見だった<緋色の街/スカーレットストリート>を観てきた

やっぱ文句なしにイイね、面白いね!

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物語
出納係として真面目に働いて来た中年サラリーマンのクリス・クロスは、自らの勤続25年を祝うパーティの帰りに、暴漢に襲われている美女キティ・マーチを助ける。実はキティは娼婦で、彼女のヒモであるジョニーと金のことで揉めていただけだったのだが、自らを女優と称するキティの言葉を鵜呑みにし、彼女に魅了されてしまったクリスは、とっさに自分が金持ちの画家であると嘘をついてしまう。翌日、この話を聞いたジョニーはキティにクリスを騙して金を巻き上げるように言う。最初は抵抗を示したキティだったが、暴力的なジョニーの言いなりになっている彼女は巧みにクリスを誘惑してその気にさせ、アトリエとして高級アパートを借りさせると、そこに囲われることになる。
一方、クリスは5年前に未亡人だったアデルと結婚したのだが、川に落ちた女性を助けるために行方不明となって溺れ死んだとされる前夫ヒギンズ刑事を偶像化しているアデルは、クリスを激しく虐げていた。そんな妻に辟易としていたクリスは妻が貯め込んでいた前夫の残した生命保険に手を付けてキティを囲っていたのである。ところが、唯一の趣味である絵を描くことすらアデルに嫌がられたクリスは、キティを住まわせているアパートに絵を運び込むと、更に金を無心するキティに、遂に会社の金にも手を付けてしまう。
クリスが有名な画家だと思い込んでいたジョニーはクリスの絵が高い値で売れると思っていたのだが、実はそうでないと知ると、街中で絵を売っている老人ポップにクリスの絵を預ける。ところが、高名な美術批評家であるジェインウェイがクリスの絵を気に入り、画商のデラロウとともに、ジョニーの後を追って来たポップに連れられてキティの住むアパートにやって来る。これをチャンスと思ったジョニーはとっさに絵を描いたのがキティだということにしてしまう。とまどうキティだったがクリスとの会話で得た絵画の知識を駆使して巧みに画家を装うと、ジェインウェイとデラロウは新進美人画家としてキティを売り出してしまう。
画廊でクリスの絵が売られているのを目撃したアデルは、クリスが「有名画家のキティ・マーチ」の絵を盗作したと思い込み、クリスを激しく責める。クリスはキティのもとに駆けつけ事情を確認するが、生活のために絵を売ったというキティの言葉を信じ込み、むしろ自分の絵が高く評価されたことを喜ぶ。そして、若く美しい女性であるキティが描いたことにした方が良いと考え、その後もキティの名義で絵を描くことになる。こうして、クリスによるキティ名義の絵画は個展を開くまでに評価されるようになる。
そんなある日、クリスのもとに死んだはずのヒギンズ刑事がみすぼらしい姿で現れる。実はヒギンズは汚職警官で、その事実が暴かれそうになったために自殺するつもりで、川に落ちた女性の後を追ったのだが、とっさに掴んだ彼女の帽子が実は財布で、そこに大金が入っていたことから、その金を奪って身を隠していたのだ。アデルと復縁するつもりはなく、黙って姿を消すので金をよこせと言うヒギンズに、クリスはヒギンズの生存が明らかになればアデルとの結婚が無効になり、晴れてキティと結婚できると考える。そこでクリスは、アデルが貯め込んでいるヒギンズの生命保険を盗み出すようにとヒギンズをそそのかして夜中に家に引き入れ、強引にアデルと引き合わせる。
突然に現れたヒギンズに慌てるアデルを放置し、クリスは荷物をまとめてキティのもとに向かう。ところが、アパートでキティとジョニーが愛し合っている姿を目撃したクリスは、自分が騙されていたことにようやく気付く。ショックを受けたクリスがその場を後にすると、キティとジョニーはクリスに全てを知られてしまったことに気付いて揉め出し、怒ったジョニーが出て行ってしまう。
バーで酒を呑んだクリスは酔いに任せてキティのもとにやって来ると彼女を責める。すると、開き直ったキティに醜い老人と罵られたクリスは咄嗟にアイスピックでキティをメッタ刺しにして殺してしまう。正気を取り戻したクリスが逃げ出そうとすると、そこに酔ったジョニーが戻って来る。クリスは身を隠して密かに逃げ出し、入れ違いに現場にやって来たジョニーがキティ殺害の犯人として逮捕される。一方、クリスは会社の金を盗んだことがばれ、社長の温情で告訴はされなかったものの、会社をクビになる。
ジョニーは犯行を否認するが、ジョニーがかねてより暴力的で、事件当日に酔って「キティを殺す」と言っていたなどの証言により、ジョニーに対する疑いは深まる。また、キティが画家ではなく、クリスが本当の作者であるとのジョニーの証言により証言台に立ったクリスが全てを否定したことで、ジョニーは故人を冒涜したとして更に心証を悪くし、結果としてクリスの証言が決め手となって死刑が確定する。それからしばらくして最後まで自分の無実を訴えながらもジョニーの死刑が執行される。
罪が一切問われなくなったクリスだったが、キティとジョニーを死に至らしめた罪悪感から2人の「声」を聞くようになり、首つり自殺を図る。隣人によって命は救われたものの、クリスはホームレスに身を落とす。キティとジョニーの「声」に苦しめられ続けるクリスは、何度も警察に自首するが、2人を殺したとの妄想に取り憑かれていると見なされ相手にされない。こうして5年が過ぎ、クリスが画廊の前を歩いていると、キティの「自画像」を裕福な夫人が1万ドルもの高額で購入する場に出くわす。それに気付いているとも気付いていないとも言えない様子でクリスは歩いて行く。 (Wikiより全文まんま転載)

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先日
ガソリンスタンドに行った際のこと
副店長が話があるという

聞くと
弊社の契約の高齢者がスタンドの女性スタッフに対して
行き過ぎたスキンシップがあり
その女性が困っているというのだ

行き過ぎたスキンシップとは遠回しに気を遣って言葉を選んでいるが
具体的にはケツタッチらしい

社会でこれほど言われているのに
未だに脳内が昭和のままなジジイがいる

たしかにその高齢者は
一年中真っ黒に日焼けし10才は若く見え
昔はモデルだったのでセンスもファッションも容姿も良く
同じ世代のジジイと比べると
かなりカッコイイのだが、

若い女性にとってジジイはジジイ
触れられるなんて背筋がぞっとする存在

これが
スキンシップで済ませられることだが

これが
ジジイとなると
セクハラもしくは痴漢となる

「女の子がイヤがってるようだよ、今の時代通用しないよ」と、言うと、

本人は首をかしげながら
「おかしいなあ、すごく仲が良くて、いつもニコニコして、イヤがってるふしはなかったのに、何かの間違いでは?」

あくまでも
ジジイには理解が出来ないようだ

「ほんとイイ娘なんだね、イヤでも笑顔で対応したんだよ、こんど会ったら謝罪してくださいね」と忠告したが、その高齢者はすごく寂しそうな表情だ

強い女性なら「ざけんじゃねーぞー!」といえるけど
ほとんどの女性は「笑顔」でその場を凌ぐということしか出来ないことを
ジジイは知らず、勘違いするだ

ま、ボクも
ジジイの端くれですが、、、

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と、

フリッツラングの<スカーレットストリート>

この映画も
そんな哀れな勘違いジジイの話し

やはりエドワードGロビンソンがイイんですね
いいジジイの味を出しているんですね
情けないほどの勘違いジジイを演じて上手い
ギャングや悪役をやらせてもハマりますが
情けないヤクも出来るのが、キャグニーと少々違いますね、、、

惚れてしまう女がまた綺麗なんですね
ジョーンベネットですね

綺麗ですが
どこか品がないんですねぇ
そこをジジイは見抜けないんです
綺麗さに魅かれて
男はどんどん泥沼に嵌っていくんですねぇ
スゴイですねぇ、怖いですねぇ、怖いですねぇ

これ
ルノワールの<牝犬>のリメイクなんですねぇ
あら、ヤダ、あなた<牝犬>観てないの?
立派な立派な映画監督ジャンルノワールも観なさいね!

はい、淀川さん!今度観ようと思います、、、

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同じスタッフ&キャストで
超傑作<飾り窓の女>が制作されていますね
姉妹編とも言われるほど
同じように
女に翻弄される哀れな男が描かれています

ぜったいに観るべき傑作の1本です!

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