たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

映画感想/愛と憎しみの伝説

その第一線で活躍するキャリアの長さを賞賛しても
オスカーに何十回ノミネートされようとも
その功績は偉大ではあるが
それでもメリルストリープが
映画史上一番の女優とは言い切れない

モンローやオードリー、ヴィヴィアンリー、バーグマン
キャサリンヘップバーン、ベティデイビス、デートリッヒなどなど
メリルストリープよりもハリウッドには伝説となった女優たちがいる

ハリウッドの伝説になった女優たち、、、

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ほぼホラー映画

原題は「親愛なるマミー」
ジョンクロフォードが養女にそう呼ばせている

<ミルドレッドピアーズ>でオスカー受賞のジョーンクロフォードを
<ネットワーク>でオスカー受賞のフェイダナウェイが演じる

そのジョーンクロフォードと養女の実話といわれる愛と憎しみの日々、、、

その年のラジー賞ゴールデンラズベリー賞)では主要部分を独占し
フェイダナウェイも主演女優賞の(不)名誉に輝き
ラジー賞の10年目を記念した「80年代最低映画」の称号も手に入れている

しかし、悪くない

DV場面も多く登場するが
不謹慎ながら楽しんでしまう

DVを楽しんでいるのではない
フェイダナウェイの熱演、いや、怪演を
時に大笑いしながら楽しめてしまう

ジョーンクロフォードに重なって見える
フェイダナウェイ

ときにオーバーアクティングのようでありながら
緻密に計算された演技
グロリアスワンソンやベテイデイビスを意識したような
狂気を含んだ名演技

そしてラストシーン
唖然とした後、大爆笑!

なんなのこのオチ
でも、それさえも、じわじわと怖くなってくる

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迫真の演技

映画界の裏側が垣間見れるエピソードの数々
大物プロデューサーたちやライバルたち恋人たち

ペプシコーラ社の社長夫人に収まり
取締役会相手に堂々と一歩も譲らず渡り合う

「私はね、
ハリウッドで海千山千なプロデユーサーたちとやりあってきた交渉力があるのよ!」

そんな
ジョーンクロフォードという女優の非常に興味深い半生、、、

皮肉でなく、なかなか面白く
よくも悪くもフェイの演技に引き込まれる
正直それほど悪くない作品だった、、、むしろ好き

P.S.
ベティデイビスとの不仲はとくに有名だが
そのエピソードは本編中にない


3☺

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コントの一場面ではない
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   実際のクロフォード&養女          養女役とフェイ