<フライングハイ>とか
<裸の銃を持つ男>とか
ハッキリ言って
すげぇーくだらないのだけれど
西欧人には非常に人気が高い
これがマルクス兄弟の
<我輩はカモである>とか<オペラは踊る>になると
映画史的に更に高い評価を得ていて
立派な名作扱いで
ウディアレンやゴダールも
マルクス兄弟を崇拝していて
自作にもインスパイアされている
そうなると
いよいよ伝説的な扱いなのだが
正直なところ
日本人の自分には
サッパリその面白さが理解できない
しいていえば
ドリフターズ的な笑いなのだが
ドリフターズを笑えても
マルクス兄弟はほとんど笑えない
困惑したり失笑しているうちに
映画は終わる
ボクに笑いのセンスがないのかもしれないので
何度か再見してみたが
笑いのセンスが古いからとか
ツボがズレているのかもしれないと
結論付けようととしても
それより古い
時代や古さの問題ではないようだ
笑いは理屈ではないが
ほんと
マルクス兄弟の面白さは笑えない
吾輩はカモである
元祖・鏡芸は素晴らしい、これだけはさすが本家