たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

映画感想/ミスターグッドバーを探して

ミスターグッドバーを探して

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ダイアンキートン
もっとも脂ののっていた頃の
秀作

同年
彼女は
アニーホールでオスカーを獲っている
この作品でこそ
受賞するべきではなかったかと思ふ

監督は
リチャードブルックス

いかにも
リチャードブルックスな雰囲気
すこし暗く重めに
人間を見つめた作品

ウィリアムAフリーカー
ローズマリーの赤ちゃん、天国から来たチャンピオンの
撮影監督だ

バーの空間としての「黒」と煙の「白」が
よく撮られていて
危なげな雰囲気と
大人の世界が映しだされて
バーを舞台にした映画として
成功している

そして
題名の「グッドバー」には
いろえろな意味が含まれる

(1)
文字通り
「良いバー」
雰囲気の良いバー、楽しいバー、いい男のいるバー
さまざまの意味での「良い」バー

(2)
「止まり木」としてのバー
小鳥が
止まり木にとまっている様

止まり木って
一時(いっとき)すこし居る場所
今夜の自分の「居場所」の意味なのだろうか

(3)
俗語で「バー」は
男の「イチモツ」の意味をもつ

ミスターグッドバー
まさしく
ミスター「男」の
すごく「グッド」な
「アレ」

彼女には
先の人生が見えてこないんだよね
今夜の今の居場所を探すことだけが
彼女の生きるということなのかも知れない