たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

埋もれがちな傑作/暴力行為

映画 暴力行為 Act of Violence (1949) | That's Movie Talk!

 

ガキの頃から観れずにいたジンネマン<暴力行為>をおよそ半世紀かかってやっと観ることが出来た、、、バンヘフリン、ロバートライアン、ジャネットリー(綺麗すぎる!)主役の3人をはじめ演技陣がいい、、、

 

ジンネマンというとあまり感じなかったが、この映画ではいい画がたくさん撮れている、、、

 

ラオールウォルシュあたりが撮りそうな作品だが、そこはジンネマン、社会派的な要素をうまく取り込んで一級のサスペンスに仕上げている、、、

 

物語

新聞でフランク・R・エンリイの記事を読むと、ジョー・パークスンはピストルをポケットに、ニューヨークからカリフォルニアのサンタ・リザへ急行した。そのエンリーは妻エディスとの間に子供もあり、模範市民として尊敬されている男だ。エンリーの家を訪ねたジョーは、魚釣りに行ったと聞くと、すぐ後を迫ったが、湖上で行き違った。帰宅したエンリーは足の不自由な男が尋ねて来たと聞くと恐怖にふるえた。妻に問いつめられて、その男ジョーが軍隊時代の部下だったと答えたほか、何事も語らなかった。夫が殺されるのだと直覚したエディスは、警察を呼びかけたが、夫に止められた。その晩家のまわりに妙な足音がきこえたが、夜半すぎ、ようやく立ち去った。夜明け頃エンリーはロス・アンゼルスへ商用で行くと置手紙して出て行った。朝になるとジョーが再び来てエディスに家中を案内させ、エンリーを探した。また来たら警察を呼ぶ、とエディスがいうとジョーは、奴の裏切は警察に誉められたのか、と捨てぜりふを残して去った。エディスは隣のマーサに留守を頼んで、夫の許へ急いだ。そして夫の告白を聞いた。B17の機長だったエンリーはジョーと共に撃墜され捕虜と成った。ナチの虐待にたえかねた部下達は脱出を計画した。成功しまいとみたエンリーは密告すると、ナチはエンリーとジョー以外の捕虜を虐殺してしまった。ジョーに戦友10人の敵としてニンリーを射っているのである。ジョーの愛人アンは心配してニューヨークから来たが、ジョーは張りきってロス・アンゼルスへ向かった。エディスはサンタ・リザへ帰って夫のためにジョーを殺そうとピストルを持って待っていると、意外にもアンが訪れ、ジョーはロス・アンゼルスへ行ったと聞かされた。一方エンリーは酒に苦悩を忘れようとしていたが、ジョーが現われたので機先を制して一撃し、夜の町へ逃げだした。通りの酒場にとび込んだ彼は酒と恐怖になかは理性を失い、夜の女パットの仲介で、殺人業者に1万ドルでジョー殺害を依頼した。翌朝理性を取りもどした彼は殺人依頼を取り消そうとしたが、相手は1万ドルを得たさに承知しない。夜の9時ジョーを停車場へ呼び出して射殺する手はずである。それを承知でジョーはアンを振り切って停車場へ出掛ける。8時30分、決心したエンリーは万事落着したと妻に偽り、停車場へ向かった。万策尽きたアンは停車場へ迫って来ると、警官に頼ったが、ジョーとエンリーは操車場で向かい合い、次第に距離を詰めつつあった。列車がごう然とさしかかった時、待ち伏せた殺人屋はジョーを射とうとした。その刹那エンリーは殺人屋に組みつき、相うちとなって共に倒れた。(映画.comより)