何かの映画でもコレと同じことやってたけど
これが最初なんだろうなぁ
死ぬってこと、殺されるってことは
血がドバーってことだけでないよね
こういうことだよね
撃たれても血は噴出せず
こういう状態になる
「顔芸」っていうと
「半沢直樹」ってことだけど、
この映画を見たら
半沢直樹の顔芸なんて生ぬるいよ
笑いを超えて感心しちゃうほどだからね
もちろん無声映画だから
演技や表情は誇張気味になるわけだけど
この映画の場合は度が過ぎるのだ
おそらくキューブリックも
この映画を参考にして<シャイニング>で演技を付けたんだろうね、、、
映画ファンなら恐らく一度や二度
「クレショフ」って名前
もしくは「クレショフ効果」って言葉を聞いたことがあると思うけど
ソビエトの国立映画学校の最初の教授で
エイゼンシュタインに「モンタージュ」を教えた人がレフクレショフ
そして、プドフキンなど後のソ連の大監督たちを育てた人物
だから「ロシア映画の父」と呼ばれている、、、
だからね
自身の最初の監督作品
<ボリシェヴィキの国おけるウェスト氏の異常な冒険>でも使っているんだよね(戦艦ポチョムキンのようにこれ見よがしではなく、さりげなく)
今回は自身の3作目で
モンタージュもそうだけど
ロシア映画らしい力強い画風
クローズアップ、構図など映画の表現方法が
映画全体に必要なものが揃っている作品だ、、、
<サンライズ>や<グリード>を観た時の感覚のような衝撃
今年観た旧作の中でも確実に上位に置きたいほどの
埋もれがちな傑作と言い切る、、、
物語は
レフ・クレショフが、1926年に手がけた異色サスペンスドラマ。男4人と女1人のグループが、カナダとアラスカを流れるユーコン川の岸辺で黄金採掘していた。やがてメンバーのデニンが鉱脈を発見するが、仲間にその功績を認めてもらえない。そればかりか逆に馬鹿にされていると感じたデニンは、男2人を射殺。仲間のハンスとエディスに取り押さえられたデニンは小屋に閉じ込められるが、その時、川が氾濫。3人は小屋の中に取り残されてしまう。ハンスとエディスは殺人犯のデニンをどう扱うかで議論を始めるが……(映画.comより転載)