たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

映画感想/ゴジラ対ヘドラ

 

古いゴジラ映画のほとんどを観ているつもりでいたが、これは見逃していた、、、ゴジラシリーズの中でもカルト的な扱いになっていて、いかにも映画秘宝系の連中が好きそうな、とくに町山にいたっては「あらゆる映画の中で最も影響を受けた映画」とさえ言いきっている、、、

 

ところがね、オープニングはカッコイイし、陸・海・空で展開し、それこそゴジラを飛ばしたりまでして色々と面白いこともやっているんだけど、この顔が優しく体型が弱そうな70年代のゴジラのヒーロー期の映画は映画である必要があったのかとさえ疑う、ゴジラでなくテレビでウルトラマンで30分でサクっと終わらせて良いではないか、、、同じことを繰り返し繰り返してストーリーどころか格闘シーンでさえドン詰まっていて、正直言って観るに堪えられないツライ映画になってしまっている、、、

 

ちなみに東大卒で東宝に入社した坂野義光監督、黒澤組やクレージーキャッツものの助監督を経て自前の脚本で初監督に挑んだのが本作、水中撮影班に身を置いていたこともあり、それを活かした撮影も本編に登場するが、これっきりメガホンを握ることはなかった(というか、握らせてはもらえなかった)、、、しかし、エグゼクティブプロデューサーとして参加したハリウッド版<ゴジラ_キングオブモンスター>のエンドクレジットでは献辞が掲げられている、、、