たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

埋もれがちな傑作/セインツ_約束の果て

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これほど、好きだーーー!と叫びたくなる傑作に出逢うのは久しぶりだ、、、おそらくリアルタイムで公開年に観ていたら間違いなくその年の1番だと騒いでいたことだろう、、、

 

<あゴーストストーリー>が良かったので再びデヴィッドロウリーを追いかける、主演も同じケイシーアフレックスとルーニーマーラの<セインツ/約束の果て>、、、このタイトルさえ知らなかったが、こんな素晴らしい映画が埋もれているなんて!キネ旬のテンとかで上位に据えて、けっして埋もらせてはいけない傑作なのに、当時の選者たちはこの傑作を見逃がした、蓮實御大だけが高く評価していたらしい、、、マリックの<地獄の逃避行>を初めて観た時の感覚に近いと言えば頷いてもらえるだろうか、、、セリフは必要なものだけに限定し、キャメラは自然光重視、屋内もナイトシーン、早朝シーンも過度なライティングを避け抑え気味、そこから生まれる美しい画、本物の画の連続、、、「黒が正しく撮れている」ってやつ、、、蓮實が黒沢清に教えて、ボクは初対面の時黒沢清氏から聞かされたやつ、、、

 

とにかく最初から最後までライティングに見入っていた、ライティングっていうか、ほぼ照明はないのだろう、、、分かりやすく例に出せばアルトマンの<ギャンブラー>のキャメラのようだ、、、

 

罪をかぶって25年の実刑を食らった夫を待って娘と暮らす妻、夫は何度も脱獄を試み、やっと妻のそばまでたどり着くが、昔裏切った仲間から追われ、保安官から狙われている、、、物語は最後の一瞬に向かって進む、、、

 

終盤<ボヘミアンラプソディ>のレミちゃんもチョイ役で登場する、、、

 

傑作中の傑作とはこの映画のこと、、、

 

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