たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

埋もれがちな傑作/のんき大将

 

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ブニュエルによるスクリューボールコメディ

スクリューボールといえば<或る夜の出来事

或る夜の出来事>といえば<卒業>のラストに影響を与えが

 

このブニュエルスクリューボール

ラストは<卒業>

 

<卒業>のラストをもちながら

そして、物語は落語の「芝浜」

なんだ、そりゃ、、、でも、そうなのだ、、、

 

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酒酒酒、酒に溺れている金持ちの男は、妻を失ってから尚更、満たされない心を酒で埋めようとしていた、、、仕事に気持ちがいかず、社員たちも仕事をしなくなり、会社も傾き始め、このままでは倒産となり、一家は破産になる寸前、、、そこで家族は一芝居打って、父である社長の目を開かせようと仕掛けるのだが、、、

 

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立川談志の「芝浜」を初めて(観て)聴いたとき、泪が溢れた

『え、このオッサン、こういう芸風な人なのか』『芸風というか素晴らしい人だ』と、

やられた、と、、、

 

しかし

ブニュエルの「芝浜」に涙やホロリはない

ブニュエルだからと斜に構える必要もない

 

ブニュエルが欧州を追われ

メキシコに逃げて数本撮ったものの

興行的には当たらず

この先メキシコで撮らせてもらうためにも

ここらで一発ヒットさせなければならないとの

おそらく、そんな思惑があったのだろう

気軽に、何も考えず、ただ笑って時を過ごすポップコーンムービーとなっている、、、

 

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