初日、二日目の渋野は奇跡のようにパットを決め ていた
パットがショート気味になりはじめた三日目でも
それでも2位に1打差つけて単独首位を守り最終日へ
誰もが渋野の二度目のメジャー制覇を確信したのではないだろうか
しかし、結果は
メジャー優勝絶好のチャンスを逃し
またしても韓国勢の優勝で幕を閉じた、、、
「若い選手は勢いで勝てたりする、ところが、そのうち考え始め、考え始めると勝てなくなる、、、壁が立ちはだかりもがき、試行錯誤がはじまり、そこで得たものを吸収できた選手だけが、たくさん引き出しを持ち、再び勝ちはじめ、長い選手生命を得ることができる」と、誰かが言っていた
今
日本の女子プロゴルフ界は
「黄金世代」「ミレニアム世代」若い選手たちの活躍で盛り上がっている
彼女たちには勢いがある
一方
昨年のゴルフ界の顔ともいえる渋野は
今シーズンに入ってから絶不調が続いていた
昨年のフィーバーによる反動と思われた、、、
渋野が本大会前にインタビューでこう話していた
「怒りや悲しみを抑えることが大切だと知った、そういう感情をコントロールできるようになると結果がついてくると知った、、、難しいことだけど、そういう感情のコントロールをしていかなくてはいけない」といったようなことを話していた
それを聞いて
同じ活躍する世代の他の選手よりも先に
渋野は早くも次の壁を一つ越えたような気がした、、、
日本人選手の多くが
プレイによる結果に対し表情や態度に出し過ぎる
韓国選手たちは絶対にそれをしない
その差だということに気づいても
なかなか自分をコントロールするのは難しい、、、
渋野は最終日に
自分の不甲斐なさに腹を立てていた節がある
もしくは自分の不様さに心は泣いていたかもしれない
本人は必死に堪え感情を抑えようとしていただろうけど
そんな自分の感情が表に出てしまっていた、、、
一方、優勝した韓国人選手は飄々とプレイし
上がってからもスマホをいじって
他の選手の結果など気にしていない様子だった
渋野が次にメジャーで勝つときは
自分に打ち勝った時だろうなぁ
つくづくゴルフってメンタルの競技と思うし
渋野もかけがえのない経験をしたと思う、、、