ゴルフ映画３本連続で観てみた
プロゴルファーギル俺は飛ばし屋
ボビージョーンズ球聖と呼ばれた男
バガーヴァンズの伝説
＜プロゴルファーギル俺は飛ばし屋＞
ちょっと昔
ジョンデーリーって飛ばし屋のプロゴルファーが人気だったけど
その短気で、ガラの悪さ、言葉使いの悪さから悪童とも呼ばれ
全米のプロゴルフ界の問題児だったけど、
そんな男でも驚異的なドライバーの飛距離で
観衆の度肝を抜き喝采を浴びていた
乱暴な奴だけど人を魅了する飛ばし屋
そんなキャラにバカさ加減をデフォルメして
アダムサンドラーがバカバカしく演じたのが本作
コレを観て、ゲラゲラ笑って
コースを廻れない、練習場に行けない憂さを晴らそー！
＜ボビージョーンズ＿球聖と呼ばれた男＞
生涯アマチュアでありながら
４大メジャーを同年に達成した
いわゆる「年間グランドスラム」
ゴルフ界伝説の男で「球聖」と呼ばれたボビージョーンズの伝記映画
「グランドスラム」という言葉が
スポーツ界で史上初めて使われたのはボビージョーンズ
1923～1930年のたった８年間でメジャー選手権通算７度の優勝
現役を続けていたら
おそらくタイガーウッズの１５勝
ニクラウスの１８勝をも上回る成績を残したかもしれない、、、
しかし
その現役生活は無敵であったわけではない
彼の前に大きな壁が立ちふさがっていた
ウォルターヘーゲン
メージャー１１勝（タイガーに次ぐ歴代３位）
通算勝利数７５勝
マッチプレー２２連勝
以上の記録から「王様」と呼ばれた
真面目で文武両道、家族想いのボビーに対して
ウォルターは贅沢三昧の派手な暮らしと振舞いと
とくに女性関係では多くの浮名を流したそうだ
一方で学生としてもたいへん優秀なボビーは
28才で現役から引退した後に弁護士となり
またマスターズの舞台であるオーガスタゴルフコースの設計にも携わった、、、
ちなみにヘーゲンも
東京の超名門「小金井カントリークラブ」の設計に携わっているそうだ、、、
正反対な二人だが
互いに切磋琢磨して競いあった、、、
この映画の冒頭
干支についてのセリフがある
「寅年」上に立つけど、とても怒りっぽく、でも困難に打ち勝ち、夢を叶える
そ、ボビーは紳士のイメージだが
のちの奥さんと知り合うまでは
自分のミスショットに腹立ちさをむき出しにしていた、虎のように、、、
映画としては平凡だが
ゴルフの歴史のお勉強には相応しい
渋野選手が昨年、全英で勝ち日本に帰ってきて
最初の休日に観た映画がこの映画だった、、、
＜バガーヴァンズの伝説＞
たまたまだけど、観る順番間違えずに済んで良かった
ぜったいに＜ボビージョーンズ球聖と呼ばれた男＞を観た後に観るべき本作
監督はロバートレッドフォード
キャメラはミヒャエルバルハウス＜マリアブラウンの結婚＞＜ＦＢＢ恋のゆくえ＞そして＜グッドフェローズ＞などスコセッシ作品の多く
出演はウィルスミス、マットデイモン、シャーリーズセロン、ジャックレモン
スタッフもキャストも、なんとも魅力的
世界大恐慌のさなか
父が残したゴルフ場を守るため
また町御輿しのために立ち上がった女性と
昔の恋人で戦争での精神的後遺症から孤独な生活を送る
昔の町の英雄でもあるゴルファーを
当時の全米２大プロゴルファーと戦わせようとする
そんな時、ふらりと現れた何故の男がキャディを買って出て
腕の錆びた主人公を現役最強２大ゴルファーと渡り合えるまでに再生する話し、、、
ベンホーガン、バイロンネルソン、ニクラウス、マーパー、プレイヤー、サラゼン、サムスニード、トレビノ、ワトソン、ノーマン、バレステロス、ファルド、ミケルソン、樋口、岡本、青木、ジャンボ尾崎、、、ゴルフ殿堂入り競技者より抜粋
