たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

埋もれがちな傑作/巴里祭

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映画史的には

決して埋もれているわけでないけど、

 

これも大昔ボクは観ているはずだけど、

ガキの頃には、この面白さや良さは解らなかったんだね

ボクにとっては傑作と理解できずに埋もれていた作品

初鑑賞のつもりでルネクレールの<巴里祭>を再見した、、、

 

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路地の通りを挟んで向かい合ったアパートの窓越しに主人公の男女が住んでいる、男はタクシー運転手、女は花売り娘、、、お祭りの夜にダンスをしている時に突然雨が降り出したので二人は建物の軒下で雨宿り(さだまさし、か)、そこで初めてキスを交わし、その夜から二人は恋人同士になると思いきや、、、ところが、誤解が重なり女は男と別れることになる、、、女はカフェで働くようになり、男は犯罪に手を染めるようになるが、女の働くカフェに盗みに入ったことがきっかけで男は足を洗い元のタクシー運転手に戻り、女も花売りに戻った、、、つぎに二人が出会うのは交通事故、男のタクシーが女の花売りリヤカーに衝突したのだ、どっちが悪いで喧嘩になったが、突然雨が降り出し、二人はあの夜の建物の軒下に雨宿りに駆け込むのだった、、、

 

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スタジオぎっしりに建て込まれた

巴里の街角のセットがいいんだよね

 

トリュフォーの<二十歳の恋>は

これから生まれたってことなんだね

 

窓や扉が巧いこと使われている

主人公の男女の距離感を表すには

最適なアイテムだね

 

確実に 

その後のラブコメにも影響を与えているね

誤解、すれ違い系の元祖なんだろうね

観客をモヤモヤ、イライラさせるよねえ、、、

 

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映画の原題は、端的に「7月14日」(Quatorze Juillet)というものである。

しかしそれだけでは日本人には馴染みがないため、『巴里祭』という邦題となった。本作の影響で、1789年7月14日のバスティーユ襲撃、翌1790年7月14日の建国式典(建国記念日)などフランス革命記念日にあたる「7月14日」の「フランス国民の祝祭日 (fr:Fête_nationale_française)」(英語では"バスティーユの日"と呼ぶ)を、日本では「パリ祭」などと呼ぶようになった。なお、フランスでも7月14日を「パリ祭」とは呼ばない。

巴里祭』という邦題を考案したのは、本作を輸入し配給した東和商事社長川喜多長政たちである。川喜多長政川喜多かしこ夫妻や、宣伝担当の筈見恒夫たちが試写を観て茶を飲みながら感激を噛みしめあううち、自然に浮かんで決定した題名だった[1]。読み方について、今日では「ぱりさい」が一般的だが、川喜多かしこは「名付けた者の気持ちとしてはパリまつりでした」[1]と語っている。当時の観客の大半も「パリまつり」と呼んでいたという[1]荻昌弘もまた「私の感覚では、これはどうあってもパリまつり、だ」と述べている[1]。(Wikiより)

 

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