韓国の犬食は
多くの人々に知られるところだ
しかし
ソウルオリンピックを契機に
「キーセン」と「犬食」は人目の付くところから消えた
その後
そういった事実さえなかったかのように封印して
韓国の歴史から消し去ろうとの動きもあるようだが
歴史を書き換えようとしても
ソウル五輪以前に
遊びで韓国を訪れていた
日本人のオヤジ連中の記憶から消し去ることまでは出来ないだろう、、、
ポンジュノの映画<ほえる犬は噛まない>では
盗んできた犬を捌いて鍋にしたり
火で熱くした鉄棒を生きた子犬のケツの穴に突っ込み丸焼きにしようとする場面がある
なんとも野蛮な光景だが
しかし
そもそも犬食は韓国だけの食文化ではなく
中国や広く東南アジアにも存在し
それは今にまでにも至っている
むしろ
表向きでもそういった食文化を放棄しようとしている韓国は
他のアジア後進国に先んじて
野蛮からの脱却を目指したと言えるのだ、、、
同じポンジュノの<スノーピアサー>では
永遠に走り続けるはずの列車内に序列があり
それは世界の富の配分ピラミッドのように前方車両に行くほど少数で
下層は大多数な構図になっている
その下層の人々は「プロテイン」と呼ばれる
コンニャクのような人工食品だけを食料として与えられているが
のちのちその正体がゴキブリなどであることを知ることになる
このように
この2作品に限らず全ての作品で
ポンジュノは「食」に関する描写がたいへん多いのが特徴だ
やはり「食」は人間にとって最も大切なことであり
映画に描くべき重要な事柄であることを知っているのだ、、、