<ランボー>を観た!
映画公開から35年の時を経て
はじめて観た~
生涯観なくても
後悔することもない類の映画と思っていたので
いままで観るつもりもなかったが、
次男がDVDを掛けたので
「こんなの観るの?」
「いや、2以降のシリーズと違って、1はそこそこ評価もされているから」
では、ボクも観てみようと、
まず、このポスター
スタローンの背景に巨大なビル群が、
こちらのポスターにも
どうやらNYのマンハッタンらしき都会の街が
でもね、
NYどころか
ビルディングのひとつも出ない
田舎町が映画の舞台で
そのほとんどが山中なんだよね
なんでNYなの?なんで都会なの?
バイクとパトカーのチェイスでは
無意味なジャンプ、無意味なウィリー
突然
へんなところから現れたり
炭鉱跡の中を
出口を求めて彷徨うロッキーも
なんか笑っちゃうんだよね
ボクの書庫で「今観るとガッカリ映画」っていうのがあるけど
これはまさに「今観ると大笑い映画」だね
でも
それでいいんだよね
80年代の観客はこれを楽しみ喜び
劇場をあとにしたのだからね
当初はスタローン主演の予定ではなかったようだね
さいしょはイーストウッド
その後、トラボルタや
なんとダスティンホフマンにさえ打診された
ぎゃくに見てみたいよね
<わらの犬>のイメージなのかなぁ
結局はスティーブマックインが快諾したんだけど
病に倒れ
ランボー主演の願いは叶わず、、、
そして
ロッキーシリーズ以外の主演作が低調で
新しい人気キャラクターを模索していたスタローンが
この話に飛びついた
しかし
一作目の興行成績は必ずしも超大ヒットとはならない
ベトナム後遺症もの映画が
ひと段落して
その暗さ重さを観客は敬遠しだしていたんだね
だからランボーは二作目以降は
単純なアクション映画へと方向性を変えるんだね
そして、その狙いが当たりヒットを生むんだね
暗さを抱えた、もしくはシラケた70年代から
芯がなくポリシーのない、ハデで軽い80年代の時代
時代の空気と共に
観客の嗜好が変わり、映画制作側の指向も変化する
そんなことを考えていると
ランボーがまさしく時代の変わり目を感じさせる、、、
3☺