何をしたいんだろう、この監督
主人公のピュアな恋は
切ないというよりは驚きです
性別間に捉われない
その純粋な一途な気持ちをこれほどまでに描いたことが
この作品の唯一の素晴らしさかもしれない、、、
でもね
なんだろね、
ファーストシーン
麻薬密売のボスがプッシャーの様子を見に寄る
1シーン1カット
ぐるんぐるん対象の周囲を回っちゃって
何してるの、この人この監督?
フラットな場面で
セリフも特に意味を持たないのに
とくに観客の感情を高揚させる効果もなく
なんか意味ある?
なんか、やってみたかっただけ、みたいな、、、
ま
本編全体にそんな感じ
あざといというか、
ウォンカーウァイが好きらしいが
丸っきりウォンカーウァイだし、、、
音楽まんまウォンカーウァイ
色遣いまんまウォンカーウァイ
編集もまんま
たとえばね
ウォンカーウァイって
突然関係ないカット挿入して
それまでの音を一旦遮断するんだよね
この作品の主人公と旧友の再会の店のシーン
レストランの扉を開けた時の「鈴」のカットの入れ方なんか
まんまウォンカーウァイだね
<ブエノスアイレス>ほか
ウォンカーウァイのオンパレード
この、まんまウォンカーウァイっぽい作品は
アカデミー作品賞とっちゃったわけだよね
それなのに
ウォンカーウァイは
おかしいね
オスカーおじさんの首もぎとって
半分ウォンカーウァイにあげなさい、、、
ま、
ウォンカーウァイぽさを楽しみなら観るなら
それはそれなりに良い作品であり、
心の汚れたボクでは理解が出来ないこの純粋さこそ
この作品に触れることの価値である、、、
3.5☺