大好きな大好きな映画
<帰らざる河>
The River Of No Return
25年ぶり
再見した
やはり
いい映画だ
シネスコのサイズの画面
美しい映像
山河の大自然
なによりモンローの魅力全開
彼女の歌唱シーンがいい
「うっとり」というより
吸い込まれる
観る者を吸い込む
吸引力がハンパない
*
息子が尊敬していた父は
相手を後ろから撃ったことがある
卑怯ではないかと
それを責める息子
仕方がないこともあるのだよ
それがラストにつながる
すべてのことは
「対」になっている
或る時はそれがバランス
或る時は相反する
銃を持つか:丸腰か
金(GOLD)をあてるか:大地を耕すか
酒場の女か:農夫の妻か
馬で行くか:いかだで行くか
激しい激流に揺られ
町を目指すいかがだ
帰らざる河
そして河を渡ろうと
必死に泳ぐ鹿に出くわす
雄:雌
雄は人間の餌食となり
肉となる
生きるための
動物の本能
生きるための
つながり
この映画は
人間の生き方を教える
もっともっと評価されていい
埋もれがちな傑作だ