あまり興味のない
ポランスキーだが
この作品はイイ
カトリーヌドヌーブが
男性恐怖症
性的コンプレックスで
精神が崩壊していく女性を演じる
留守を預かる
一人暮らしの部屋で
不安心理
幻覚、幻影、妄想、幻聴
それを煽る
オカルトチックなディテール
壁のクラック
ハエの音
ウサギの肉塊
などなどなど
そして
彼女を訪ねる
男たちが
次々と
・
・
・
ラストシーン
暗い表情の
主人公の幼少期の写真
おそらく
ポランスキーのようなゲス野郎に
悪戯された過去でもあったのだろう
画が凝っている
たとえば
ときどき16mmで撮ったフィルムを
35にブロウアップしたような粒子の荒い映像
外光を使った画では
ハイキーで白を飛ばす
カサヴェテスのような
クローズアップ
ローアングル
移動撮影
構図
そんな見どころ満載の画の数々から
一番好きなショットは
これ