ハワードホークス監督による
野生動物生け捕りチームの物語
ハンターといっても
銃で撃つわけではない
生きたまま捕獲し動物園やサーカスに売る連中
だから
自分らはサイの角で刺されても
けっしてサイを打ち殺したりはしない
獲物を追って追って捕まえる
動物たちも必死に逃げる逃げる逃げる
逃げる動物をハンターたちは車で追う
草原を猛スピードで追う追う逃げる逃げる
地面がガタガタなため追う車は跳ねる
被写体の車は上下にバウンドするのに
被写体を追うカメラカーは何故か揺れずに水平を保って併走する
ステディカムもない時代だ
レールを引いてドリーで併走しているのか?
いや、ドリーで追いつくようなスピードではない
では駒落し?
いや、動物が都合のいいようにスピードを落としてはくれないだろう
ほかに考えられるのは
走行予定の地面を掘って
そこに硬い物を埋め込み設置し
平らな硬い地面を人工的に作り
そこにカメラカーを走らせる方法
いや、それでいても
予定とおりの順路で動物が走ってくれる保証はない
野生の動物はリハーサルとおりには動かないだろう
いろんな工夫、苦労の末の
ハタリは本物の凄さを見せてくれる