イタリアにはフェリーニがいて
インドにはサタジェットレイがいて
フランスにはゴダールがいる
日本なら溝口だ
そして
米国にだって
オーソンウェルズがいる
そのウェルズが
追われるように米国を去り
同じように米国を追われたアンソニーパーキンスと
フランスで出逢い
撮った作品
審判
カフカの掴みどころのない原作を
ウェルズなら映像にできる
ファーストシーンで
いきなり
部屋の天井が低い
(これは市民ケーン等でもやっいる)
そして
ときにタテ長に
そしてヨコ長に
もしくは奥行深く
低い天井
狭い空間
一方で天井髙く
もしくは背景に巨大なモノ
変幻自在だ
スクリーンというキャンバスが
ウェルズにとっては
小さすぎるように感じる
この1年間に物凄いスピードで
名作を観あさっているうちの息子に言わせれば
理不尽法廷もののTOP3が
突撃、牛泥棒、そして審判なのだそうだ
しかし
ウェルズは只者ではない
スゴイ画のオンパレード
マジ
ヤバイイ