たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

アメリカン・ニューシネマ

1967
卒業


1969

1970
いちご白書
MASH
ファイブイージーピーセス

1971
バニシングポイント
フレンチコネクション

1972

1973
ロンググッドバイ

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1972
ポセイドンアドベンチャー

1973

1975
カッコーの巣に上で

1976
ロッキー

1977


アメリカン・ニューシネマっていうと
1976年のタクシードライバーまで入れちゃう人がいる

1972年には
ゴッドファーザーやポセイドンアドベンチャーがあり
1973年のエクソシストまで
ニューシネマ扱いするストライクゾーンの広い人がいる

ここまでくると
1960年代後半から1970年代に制作された映画は
すべてニューシネマとされる恐れがあり

実際
もっと大胆に
1977年のスターウォーズやロッキーなども含めた
70年代の映画全般をニューシネマと定義する人までいて
ビックリするし

ニューシネマに分類する人がいたりして
ここまでくると
ニューシネマの意味を取り違えられている

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そもそもニューシネマって
①ヒッピー文化、ドラッグ
②社会的弱者、社会的マイノリティ、非成功者、いわゆる負け組、底辺の人々、はみ出ている人
③非ハッピーエンド、壮絶なラスト
④差別、偏見、抑圧、不条理
⑤既成概念、保守的なものへの嫌悪、反体制的
⑥新しい撮影の試み、非スタジオ、主にロケによる撮影
⑦カッコよくない主役、体格や容姿でを優先しない、ハリウッドの正統的ヒーローではない
⑧既成の音楽を使用
と、以上の項目が作品中に色濃く出ている映画である

70年代後半になると
ロッキーによるアメリカンドリーム
スターウォーズによるエンタテインメント
主流になりニューシネマはすたれた

それも
コッポラ、スピルバーグ、ルーカス、スコセッシの新しい才能が
アーサーペン、マイクニコルスなどの時代に迎合せず
映画をエンターテインメントに引き戻したからだ

だから
それらの映画をニューシネマに組み入れる行為が愚かすぎる

新しい4人の才能によりニューシネマは幕を閉じ
新しい4人の才能によりハリウッドが蘇った

PS
ダーティハリーをニューシネマといっていいものかどうか、、、
ニューシネマといったらドンシーゲルは怒るだろうなぁ
今までの刑事像からはみ出たキャラがニューシネマの時代と交差してしまったのだろうなぁ