公開当時以来2度目の鑑賞、、、韓国映画ではあるから、本来なら韓国人の好みに合わせてもいいはずだが、是枝はいつもの是枝だ、このラストに韓国では評判が悪い、韓国人の感性に合わないサラッとしたラストが評判の悪い理由だ、、、そうだね、韓国の監督ならラストは、みんなを守るためにソンガンホがヤクザを刺して逃げるシークエンスを入れるだろうね、しかし是枝はそうはしない、暗に匂わす程度でペドゥナの独白でさらっと終わらせる、、、
部屋の明かりを消して、ソヨン(役名)が疑似家族みんなに「生まれてくれて、ありがとう」というシーンがいい、この時、ソヨンが母になった瞬間(母性がハッキリと目覚めた瞬間)のような気がした、、、5人の疑似家族の中で唯一女性である設定も母親の存在をハッキリと示せている、、、
あ、こないだ観た是枝の<Last scean>と同じ、観覧車の中のシーン、、、観覧車の中って外部と乖離して、相手と向き合える場所として有効な設定であるけど、それにしても是枝には観覧車にどんな思い入れがあるんかな、、、