たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

映画一言二言/フィニアンの虹

 

コッポラもさぞかし嬉しかったんだろうね、それまでバジェットの少ないコーマンの下でやってきたから、20代の若者が自由に映画が撮れるようになりましたって感じに、クレーンだ、ドリーだ、空撮だ、雨だ、風だ、オープンセットだ、スタジオにも森の大きなセットだ、しかもそこには小川も流れている、そのうえ主演は絶頂期は過ぎたといっても憧れの伝説的ハリウッドスターのフレッドアステアだ、楽しくてしょうがない感が本編に滲み出ているんだけど、観ている観客はそれほどでもない、、、しかしアステア最後のミュージカルであり、コッポラの快進撃の狼煙をあげる重要な作品であることには変わりないから観てはおきたい、、、

 

準主役で登場する議員さん役、黒人蔑視の男が魔法によって黒人に変えられてしまうのだが、この男がドンコルレオーネに顔が似ている、この顔の頬をテイッシュを詰めて膨らませればマーロンブランドのドンの出来上がりだ、、、そんな風に、コッポラの数年後のことを考えてみるだけでも面白い、、、