たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

透明になったカハラと裏鎌倉ぶら散歩、、、

 

GWにお気に入りのジェラート屋さんで

次回無料券が2枚当たり

梅雨の合間に食べに来ようと思っていたら

思いもよらずすっかりカハラにかかりきりの梅雨になってしまって

とうとうカハラとは二度と裏鎌倉を歩けないことになってしまった

 

そして無料券有効期限の最終日

透明になったカハラと裏鎌倉を訪れることにした

 

リードもハーネスもウンチ袋も持たず歩く

透明になったカハラは

リードのないことを誰にも咎められることなくボクと妻の後について来る、、、

 

 

お気に入りのテラスのあるレストランで朝食も

カハラは透明なことをいいことに

忙しくするウエイトレスたちの足元を軽快にすりぬけ店内をウロチョロしていたが

ボクの席に注文したものが届くと

その匂いに誘われ席に戻って来てベーコンをねだった、、、

 

 

ガーデンの隣は庭が綺麗なスタバだ

カハラは透明だから

テラスでなくてもヘッチャラだけど

それでもテラスの席を選んでお茶をした

 

カハラは「降りてはいけない」という看板を無視して庭に降り

草木に鼻を寄せクンクンと嗅いで回った

 

「カハラもう行くよ~」と声をかけると

カハラはハッと顔を上げ

片方の前足をちょこんと上げて緊張してこちらを見た

そして、手招きするボクに向かって

ピョンピョンと飛び跳ねるように駆けてきた、、、

 

 

つぎに北条政子のお墓を目指したが

途中で、49日忌までは神社仏閣を訪ねてはいけないことを思い出し

近くまで来ながら来た道をカハラと戻った、、、

 

 

お腹が痛くなったボクは

カハラを抱えてスーパーマーケットに駆け込んだ

いつもはお店の外で待つのが常だったのに

初めてスーパーの店内に入る透明のカハラ

冷えた食料品売り場を突き抜けトイレに走る、、、

 

 

ジェラート屋で無料券を2枚出す

ボク「今日が最終日でしょ、間に合ったよ、ギリギリセ~フ!」

店員「無料券2枚も当たったんですね、ほとんど50円割引券しか当たらないから(それ、客に言っちゃいけない情報でしょ)、1枚でも凄いのに、2枚当たるなんて凄い凄いですよ」

 

カハラの好きなミルク味のジェラートをもらって

きっとカハラが当たり券を2枚当ててくれたのだと感謝すると

日陰で座り込んでいたカハラが舌を出して笑った

 

これからはカハラとどこでも行けるし何処にでも入れるので

透明になったカハラはきっといつでもどこにでもついて来るだろう、、、