オールドジョイ「OLD JOY」、、、どういう意味か、すくなくとも食器洗い洗剤ではない、、、それは作中の言葉に見つけた「悲しみは使い古した喜びだ」
旧友からの誘いに応え、身重の妻を残し、山奥へと向かう、渓流沿いに森を進み温泉を目指す二人、、、ストーリーはほぼない、それだけ、、、
女性(監督)から見たゲイ的な男同士の姿、男の友情は女から見ればゲイ的なのかもしれない、そういえば男同士の友情は恋愛に似ているとも言われる、ゲイでなくても恋人と一緒にいるより男同士でいることを望んだりもする、、、犬のルーシーが常に二人のそばにいるが、何故か温泉場に着いてから、そこだけはルーシーの姿がない、これは監督が意識的にそうしていること、メス犬(女)の入り込めない男同士の世界、、、
橋は映画の中では物語の展開の直前に使われる、幸福からどん底(またその逆)、苦しい想い出(過去)から新しい希望(未来)などなど、、、橋を越えて男たちは山の更に奥へと進んでいく、、、
車のラジオから流れる音は政治の話し、街中での騒々しさ、、、森と下界との対比に機能する、、、
街中では、家の壁、屋根、扉、窓のフレーム、シャッター、それらが緑や赤などカラフルな人為的な美しさ、スクリーンに映っている物は監督の意思であり狙いがある、、、森の中の自然な美しさとの対比、、、