ジョセフロージーの傑作であり
ジャンヌモローのベストアクトの一つ
(ベストなら1ツのはずだが・・・)
ヴェネチアを舞台にした
女と男の心理ドラマの傑作<エヴァの匂い>
ベニスって何かね
女も男も狂う場所
沢山の映画で登場するヴェネチア
旅情、ベニスに死す、夏の嵐、赤い影、カサノバ、リトルロマンス、眺めのいい部屋、世界中がアイラブユー、リプリー、インディジョーンズ最後の聖戦、007カジノロワイヤル、ムーンレイカー、ロシアより愛をこめて、ミニミニ大作戦、ベニスで恋して、ツーリスト、娼婦ベロニカ、、、そして、エヴァの匂い
<旅情>や<ベニスに死す>が恋に落ち、狂ったように
この映画でも主人公の男が堕ちていく、、、
物語
ある雨の夜、ベニスで暮らすひとりの作家の家に、女が勝手に上がり込んでいた、ひとめ惚れした男は、婚約者がありながら、女を追い求める、やがて婚約者を死に追いやることも知らずに、、、
もう一方の主人公の女
ジャンヌモローが演じる女はファムファタールと呼べるのか
そう呼ぶには少し躊躇する
大悪女でありながら躊躇する
あまりにも正々堂々としているからだ
まったく悪びれす
それどころか
自ら「私に恋しないで」と最初に忠告しているのに
自らが危険であることを宣言しているのに
それでも、男って、やっぱりバカだよね
行っちゃうよね、とことんね
だから、悪いのは女ではないね、男だね、、、
ジャンヌモローの
<マドモアゼル><小間使の日記>とも並ぶ
ベストワーク、ベストアクト、キャリア1の作品と思う
綺麗な女優
そして上手い女優は沢山いるが
これだけは言える
誰もジャンヌモローにはなれない!
そう確信した一作だ、、、