もちろん<ゴッドファーザーPARTⅢ>は観ているが、あまり良い印象がなく、あらためて再編集版の本作を観てみたが、なかなかどうして、酷評されるほど悪くはなかった、むしろいい、、、
当初のメンバーが大方いなくなると(ロバートデュバルは出演拒否)俄然ダイアンキートンとタリアシャイアの存在感が目を引く、ダイアンキートンは観客の目線でもあり、タリアは完全なるファミリーの目線、その二つの目線で物語を追っていく、、、PARTⅡのリーストラスバーグに続き今回はイーライウォラックが登場、アクターズスタジオ、メソッド、、、
前半のパーティシーンは演劇的、<ファニーとアレクサンデル>っぽさも、集合写真、シャッター音(カメラはTOYO VIEW)、そして「GFワルツ」♪、しびれるぅ、、、そして最後はオペラ、これがコーダなのだね、、、
「友情と金は、水と油だ」
そういえば、言わずと知れた一作目<ゴッドファーザー>の冒頭のシーン、「金ならいくらでも出すから娘を傷つけた男を殺してくれ」とゴッドファーザーに懇願する男、しかしこういうことは金ではないのだよと説くゴッドファーザー、人を動かすのは金とは限らない
「敵を憎むな、判断が鈍る」
感情で動くとひどい結果になってしまうかもしれない、ソニーの息子にだからこそマイケルが説く言葉
「敵は愛する者を狙ってくる」
だからオマエの愛する女がわしの娘では困るのだ、マイケルはダイアンキートンと別れた後再婚をしなかったのもそういう理由からかもしれない